「イベントレポ」3年ぶりの『FNC KINGDOM』にFTISLAND、CNBLUEらFNC Familyが大集合! 大人気俳優チョン・へイン初参加で、ホンギ、ヨンファとデュエット披露 『2022 FNC KINGDOM - STAR STATION -』ライブレポート公開!

FTISLAND、CNBLUEらが所属するFNC ENTERTAINMENTのアーティストが一堂に介したファミリーコンサート『2022 FNC KINGDOM - STAR STATION -』が、昨年12月17日、18日の2日間にわたり、千葉県・幕張メッセで開催された。3年ぶり7度目となるFNC KINGDOMには、FTISLAND、CNBLUEを中心に、大ブレイク中の俳優、チョン・へイン、P1Harmony、PRIKILが初参加。ほかにもN.Flying、SF9、Cherry Bulletら計8組が出演した。今回は初の試みとしてイ・ホンギ(FTISLAND)、ジョン・ヨンファ(CNBLUE)共作のテーマ曲「Sing Along」を制作。オープニングではファミリーが大集合し、「Sing Along」を高らかに歌いあげた。2日間で計10時間の饗宴は、グループでのライブはもちろん、ファミリーコンサートらしいグループの垣根を超えた貴重なコラボ満載でファンを楽しませた。

■■ヘッドライナーのFTISLAND、CNBLUEは、バンド、ソロ、ユニットで大活躍。初のドラムユニット、ベースユニットはJ-POPカバーを披露■■
ヘッドライナーを務めたのはメンバー全員が除隊し、再始動したFTISLANDとCNBLUE。各日のトップバッターとクロージングを入れ替えて、初日はCNBLUE、2日目はFTISLANDが大トリを飾り、バンドらしいライブで会場を熱くした。

FTISLANDは、4年ぶりのシングル「DOOR」を中心に盛り上がる日本楽曲とヘヴィな韓国楽曲など8曲で構成。実に5年ぶりの参加となるボーカルのホンギは、まだ声が出せない状況に「みんなと一緒に叫びたかった。その分、身体で表現して!」とジャンプを促し全身全霊で歌い、ファンと一体となって汗だくのライブを作り上げたが、途中でつい「叫べ~!」と煽って「あ、ダメなんだった」と照れる一幕も。

CNBLUEも10月にリリースしたロック魂あふれる新曲「LET IT SHINE」を中心に、ライブのテッパン曲をギュッと詰め込んだ8曲のセットリストで臨んだ。ヨンファは「今回のKINGDOMは、ツアーの“神セトリ”を超えました(笑)。今日も皆さんのおかげでCNBLUEの(歴史を綴る)本のページが増えました。デビューしてからの夢、東京ドームでのライブができる日まで、1ページずつコツコツ増やしていきます。皆さんが来てくれる限り最後のページはありません」と夢を語り、「Between us」を歌い終わると「CNBLUE FOREVER!」と絶叫した。

ソロアーティストとしても活躍するボーカルのホンギ(FTISLAND)とヨンファ(CNBLUE)は、ソロライブでバンドとは異なる音楽性を披露した。その中には、バンドマンらしからぬ振付のあるダンス曲も。ホンギの「Pathfinders」ではCherry Bulletのヘユン、ユジュ、チェリン、ジウォンが、ヨンファの「Summer Dream」にはCherry Bulletのジウォン、ユジュ、レミ、メイがダンスでバックアップした。

FTISLAND、CNBLUEのメンバーたちはファミリーコンサートの醍醐味、コラボステージでも大活躍。ファンを喜ばせたのが、初の試みとなるFTISLAND、CNBLUEの同楽器担当によるJ-POPカバーデュエット。甘い歌声のミンファン(FTISLAND)と優しい歌声のミニョク(CNBLUE)のドラマーユニットは「魔法の絨毯」(川崎鷹也カバー)をしっとりと歌い上げると、ジェジン(FTISLAND)とジョンシン(CNBLUE)のベーシストユニットはジェジンがアコースティックギターを弾きながら「マリーゴールド」(あいみょんカバー)を爽やかに歌った。またミンファン(FTISLAND)は、竹内涼真主演ドラマ「君と世界が終わる日に」(日本テレビ×Hulu)に出演し注目を集めたジェヒョン(N.Flying)とダンスグループメンバーのダウォン(SF9)、インタク(P1Harmony)、ソウル(P1Harmony)を率いて嵐の「Truth」をカバーし、歌とダンスで大きな拍手を浴びた。

■■今年の目玉は、大人気俳優チョン・へインの初参加。ホンギ、ヨンファとデュエットも■
2大巨頭FTISLAND、CNBLUEの活躍とともに、今回のFNC KINGDOMの目玉となったのは、なんといってもドラマ『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』、『D.P. -脱走兵追跡官-』、『スノードロップ』で人気を博し、直近では三池崇史監督の韓国ドラマ『コネクト』に出演した俳優チョン・へインの初参加だ。会場から沸き起こった驚くほど大きな拍手からも彼に対する期待の大きさが感じられた。チョン・へインは緊張の面持ちで、初日はホンギ(FTISLAND)と共演したドラマ『百年の花嫁』OST曲「まだ言えない言葉」を、2日目はドラマ『三銃士』で共演したヨンファ(CNBLUE)と「Because I miss you」をデュエット。ホンギ主演ドラマ『百年の花嫁』でデビューしたへインに、「もう8年前。また一緒にやりたいね」と言われたホンギは、「へイン兄さんが売れすぎてるから!」と謙遜。ヨンファはへインに「共演後もずっと良くしてくれて、楽しませてくれる」と感謝の言葉を伝えられ、大テレする場面も見られた。

■■中堅のSF9、N.Flying、Cherry Bulletもグループだけでなく、多彩なソロ、コラボを披露■■
SF9は、入隊中のヨンビン、インソンを欠いた7人での登場。代表曲「Good Guy」など5曲を披露した。その中でも特に注目を浴びていたのは、現在、俳優としても活躍しており、今年、韓国ドラマ初の国際エミー賞を受賞したドラマ『恋慕』の主演を務め大ブレイクした、ロウン。日本でも初単独ファンミーティングを開催するほどの人気に。ロウンもソロステージを披露し、「No Goodbye In Love」(『恋慕』OST)などを歌った。また、テヤンもソロでTAEMINの「さよならひとり」をカバーし、圧倒的な存在感を見せつけた。

FTISLAND、CNBLUEの後を追うバンド、N.Flyingは、日本でインディーズ活動をしていた9年前から掲げていたZeppツアーの夢を10月に叶えたばかり。力強いツインボーカルで、日本最新曲「Amnesia」やカバー曲「紅蓮華」など5曲を披露した。韓国バラード曲「Flash Back」の大サビをフェスンがアカペラで、しかも日本語で歌ったが、その圧倒的なボーカル力とパッションに会場がシンと静まり返った後に大きな拍手が沸き起こる……という感動的な一幕もあった。フェスンの歌唱力はコラボステージでも発揮され、ボラ(Cherry Bullet)と歌った「Pretender」(Officia髭男dism)では、圧巻のハーモニーが会場を包み込んだ。

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2023.01.13