こうしてリュ・ソンジュンの車から出てきた被害者ペク・ジウンの持ち物と、チョン・マンチュンの殺害時刻とリュ・ソンジュンの移動経路などすべての証拠がリュ・ソンジュンが犯人であることを指し示しています。こんな疑いの中でテギョンの必死のもがきは再び劇の雰囲気を反転させました。手配命令が下された状況でも、釈明どころか自分自身をさらに窮地に追い込む彼の歩みは視聴者をドラマにいっそう引きこんみました。最後まで明らかになっていないリュ・ソンジュンのアリバイと、過去養子縁組がなされなかったという事実が視聴者を混乱させています。

特に、過去に狂ったようだったペク社長(キム・ボムレ)一味に追われながら緊迫感あふれる追撃戦を繰り広げる場面でテギョンは、体当たりの熱演で自身の存在感をより一層確かなものにしました。四面楚歌の状況であるにもかかわらず、刑事らしく知恵を発揮して逃げ出す場面は見る人まで緊張させ、極悪非道なペク社長の前でも「今回も簡単ではないだろう。私はちょっとしつこい」として激しく応じるリュ・ソンジュンの切実な姿がテギョンの真価を再確認させ、二度とない名場面を誕生させました。
一寸先も見えない予測不能な展開で今後の行方にさらに好奇心が高まるtvN金土ドラマ「ブラインド」は毎週金、土曜日の夜10時40分に韓国で放送されます。