横領容疑で拘束起訴されたタレントのパク・スホンの実兄パク某氏が、検察調査過程で横領容疑を一部認めたことが明らかになった。容疑をある程度認めただけに、今後の裁判の争点が有罪か無罪かの代わりに、刑の軽重の大きさ(量刑)を問う方向に流れるものとみられる。
パク・スホンの法律代理人である法務法人「エス」のノ・ジョンオン弁護士は20日、情報サイトEdaily(イーデイリー)に、「実兄のパク氏が横領容疑の一部を認めたのは間違いない」としながらも、「具体的にどんな容疑を認めたのかなど詳しい事項は公訴状を閲覧すれば確認が可能だが、まだ見ていない。検察側の資料を通じて容疑の一部を認めたという事実だけに接して詳しくは分からない」と伝えた。
ノ弁護士は「裁判所に公訴状の閲覧を申請したが、裁判所側から1回の公判期日後に閲覧可能にするだろうと返答を受けた」とし「社会的に問題になっている事件なので裁判所も慎重なようだ」と説明した。
これに先立ちあるメディアは同日、実兄のパク氏は調査過程で実際に勤めていない数人の人物に、虚偽で月給を支給し、法人財産を横領した容疑の一部を認めたと報道した。またこれは検察が起訴当時、「人件費19億ウォンを虚偽計上した」と明らかにした部分に該当するとも付け加えた。
実兄のパク氏は容疑の一部を認め処罰が避けられなくなっただけに、今後の裁判はパク氏の量刑水準を問う方向になるものとみられる。この過程で量刑を減らすためにパク氏がパク・スホン側と合意を試みる可能性も無視できない。
ただしノ弁護士は「今のところ相手側の合意意思はまったく感じられない」とし、「疑惑全体を認めたわけでなく、被害額数全体を返還するという内容ではない以上難しいのではないか。何より相手が被害額数全体を返還する可能性がないために、(合意するかどうか自体を)考慮していない」と明確にした。
これに先立ち、パク・スホンの実兄は彼の出演料数十億ウォンを横領した容疑で拘束されている。ソウル西部地検はことし9月に実兄パク氏の拘束令状を請求し、裁判所は彼の証拠隠滅および逃走を懸念し令状を発布した。検察は実兄パク氏とパク・スホンの義姉が約61億ウォン相当を横領したとみて起訴したが、パク・スホン側は昨年民事訴訟を提起し、被害額を約116億ウォンと算定した。
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