昭顕は、帰国してから2カ月後に昌慶君にある歓慶殿で息を引き取った 1645年4月23日、昭顕(ソヒョン)は帰国してから2カ月後に高熱を出して倒れてしまう。彼に仕えていた高官たちは、回復することを願って李馨益(イ・ヒョンイク)の鍼治療に望みを託した。しかし、病状は悪化してしまい、昭顕は4月26日に世を…
仁祖と趙氏は、王宮の昌慶宮で毎日のように暮らしていた 貴人(キイン)趙氏(チョシ)は、16代王・仁祖(インジョ)の側室だった女性だ。いったい彼女は存命中に何をして悪女と呼ばれるようになったのか。貴人・趙氏の人生の歩みを辿ってみよう。 仁祖に愛された女官 1629年、趙氏は…
ドラマ『王女の男』で敬恵王女を演じたホン・スヒョン ドラマ『王女の男』で、女優のホン・スヒョンが演じたことで広く知られるようになった敬恵(キョンヘ)王女。ドラマの中で描かれた彼女の境遇は、天国から地獄に落ちたような感じだったが、実際はどんな人生を歩んだのだろうか。 姉とし…
元敬王后が存命中に景福宮(キョンボックン)の慶会楼(キョンヘル)は大きな楼閣に作り変えられている 元敬(ウォンギョン)王后は、初代王・李成桂(イ・ソンゲ)の五男である芳遠(バンウォン)の妻で、夫を王にするために大きな働きをした女性だ。しかし、そんな彼女の人生は幸せなものではなかった。 …
ドラマ『王の女』で金介屎を演じたパク・ソニョン 金介屎(キム・ゲシ)は、女官でありながら強い政治力を持った女性だった。その一方で悪女としても知られている。いったい、彼女は女官としてどのような人生を歩んだのだろうか。 女官としての立場 幼くして王宮に入った金介屎。後に14代王・宣祖(ソンジョ)の側で仕…
朝鮮王朝14代王・宣祖(ソンジョ)。彼が統治する時代に大きな戦いがあったが、宣祖はその戦いの最中に王として人々から怨まれる行動を取る。いったい彼は何をしたのだろうか。 景福宮は宣祖が逃げた後に燃えてしまって、以後は1865年まで再建されなかった 庶子から王に 13代王・明宗(ミョンジョン)には息子が…
キム・ヨジンは『イ・サン』で貞純王后に扮していた 貞純(チョンスン)王后は、朝鮮王朝21代王・英祖(ヨンジョ)の二番目の正室となった女性だ。政治を思い通りに動かした彼女は、どのような人生を歩んだのだろうか。 14歳の王妃 英祖の最初の正室は貞聖(チョンソン)王后であったが、彼女は英祖の息子を産むこと…
仁穆王后が幽閉されていたのは現在の徳寿宮で、写真は正門の大漢門 仁穆(インモク)王后は、14代王・宣祖(ソンジョ)の二番目の正室となった女性だ。しかし、彼女の人生はかなり辛いものだったと言える。いったい彼女に訪れた不幸とはどんなのものなのか。 綾陽君が起こしたクーデター 1598年、豊臣秀吉の朝鮮出…
朝鮮王朝25代王・哲宗(チョルジョン)は、農民から王になった人物だ。そんな彼に対する周りの者たちの不安は大きかった。哲宗は、王としてどのような人生を歩んでいたのだろうか。 みじめな生活が一変 哲宗はもともと元範(ウォンボム)という名前だった。曾祖父は、21代王・英祖(ヨンジョ)の息子で…
ドラマ『張禧嬪』で主役を演じたキム・ヘス 「朝鮮王朝3大悪女」の1人して有名な張禧嬪(チャン・ヒビン)。粛宗(スクチョン)の統治する時代に生きた彼女が、いったい何を理由に悪女と呼ばれるようになったのだろうか。 張禧嬪という人物 粛宗と張禧嬪が出会ったのは1680年である。…