性暴力を受けたと暴露した韓国女優と、この情報を報じたメディアを相手に民事訴訟を提起し敗訴したキム・ギドク映画監督が、同件について控訴した。
キム・ギドク監督の弁護人は9日、MBCに対する民事1審の判決を不服として、ソウル西部地裁に控訴したと明かした。
また、MBCの番組「PD手帳」制作スタッフ2人に対して計1億ウォン(約900万円)の損害賠償訴訟を追加で提起。弁護人は制作スタッフ2人が事実を確認せず、また事実とは異なる虚偽放送をしたと主張している。
キム・ギドク監督は女優AとMBCを相手に10億ウォン(約9000万円)規模の損害賠償請求訴訟を起こしたが、去る10月28日、裁判所はキム・ギドク監督の請求を棄却し、訴訟費用も原告が負担するよう判決を下した。
これを前に、女優Aは映画撮影現場で他のスタッフや出演者から見える状況でキム・ギドク監督から顔に暴行を受けたとして、2017年8月に暴行・強制わいせつ致傷容疑でキム・ギドク監督を告訴した。また、MBCは2018年8月の番組「PD手帳」を通じてキム・ギドク監督の性暴行疑惑を放送していた。
WOW!Korea提供