「インタビュー」「七日の王妃」DVD イ・ドンゴン(イ・ユン/燕山君 役) インタビュー到着! イ・ドンゴン、「撮影中の最大の癒しは、愛妻」と堂々ののろけ宣言!

●燕山君を演じるにあたり、最も気を使った点は?
個人的な感想ですが、僕が感じた燕山君イ・ユンは、深刻な心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患っていると思いました。そのことを念頭に置いて芝居をしました。
彼は他人のことは眼中にないし誰にも心を開かない。そして自分の行動に一切迷いがないんです。燕山君はそういう男なので、平気で人の命を殺めるし、また信頼している忠臣に、自分が信頼していることを絶対に悟られまいとする。第1話から、そういう点に気を使って演じました。そのため、共演した先輩たちは戸惑っているようでした。

芝居をしていると、先輩が、「今、燕山君は怒っているのか?」と聞くんです。僕は「いいえ。彼はいつもこんな感じだと思います」と答えました。いわゆる常に不機嫌な状態です。親しげで優しい雰囲気のほうがよさそうなシーンでも、僕のイメージする燕山君には、それはあり得ないと思いました。彼はいつも不安を感じ、気が立っている役柄だったからです。

●誰にも愛されない悪役を演じるのは、精神的に大変だったと思います。今回の撮影で、つらかったことは何ですか?
この作品は、いいシーンがとても多かったと思います。特にイ・ユンについていえば、彼のキャラクターを最大限に生かしたシーンばかりでしたね。その素晴らしい脚本を、いかに100パーセント表現するかに大変でした。例えば、怒り狂うシーン、己の境遇を嘆き悲しむシーンなど、これらをどう表現しようか、本当に頭を悩ませるシーンが多かったですね。すばらしい台本をどう消化するかが課題であり、自分の芝居に多少なりとも満足できた時は、やりがいを感じたし、快感を覚えました。

●燕山君にとって、パク・ミニョンさんが演じたチェギョンとはどんな存在ですか?
チェギョンは、皆が恐れている極悪な彼の心に自然と入り込めた唯一の人物です。
チェギョンは家族であり友であり、最終的には燕山君も女性として見ていたと思います。
ドラマでも描かれていますが、運命的に出会い、思いもよらず心の奥深くまで彼女が入り込んできた。燕山君はチェギョンにおぼれたとも言えますね。それが愛だったのか、それとも別の何かだったのかは分かりません。でもとても大事な存在だし、彼の心の奥深くまで入り込んでいたのは間違いないです。

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2018.08.06