-二葉さんから見て、インジュンさんはどのような印象ですか?
二葉:初めはすごく真面目で、清潔感のある方だなと思ったんです。でも、話すとスゲーお茶目で、いっぱいふざけたことを言うんですけど、芝居に関して、僕にアドバイスを求めに来てくれるときもあるし、「こうしたらいいんじゃない?」っていう提案もいっぱいしてくれて、アツい男だなって思いました。
インジュン:(照れながら)ハハハ。なんていうか、作品で共演しても、プライベートで遊んだり、そこまで仲良くなるのは難しいと思うんだけど、二葉君は初めて会ったときからすぐ仲良くなって、プライベートでも、仕事が終わったら、一緒にボウリングに行ったり、ご飯を食べに行ったり、さっき言ってくれたように、初めて会った気がしなくて、何年も前から知っている友達みたいな。芝居をしているときも、初めてなのに、すごく気がラクなんですよ。だから、すぐにアドバイスを聞くこともできるし、いろいろ言ってもらうのもイヤじゃないし、自分にも勉強になっているんじゃないかなと。
ミンス:(大きく頷き)そうですね。
インジュン:二葉君も歌っている人だから、共通の話題もいっぱいあって、そういう仲のいい空気感が芝居をするときも、そのまま出ているんじゃないかなと思って、うれしいです。
-では、二葉さんから見たミンスさんの印象は?
二葉:性格の良さが顔に出ているじゃないですか。人を惹きつけるような雰囲気を持っていて、誰もがミンスを好きになるような。
ミンス:(照れながら)絶対ウソ!
二葉:そのキャラクターがそのまま稽古場でも出ていて、ミンスは日本語が苦手な部分はあったりするんですけど、セリフを失敗しても、その場が明るくなるというか、シビアな雰囲気にならないその性格っていうのはすごくいいなって思っていて。あと、ダンスがすごい上手くて、今回オープニングでダンスがあるんですけど、率先して引っ張っていってくれて、僕はそんなにダンスが得意じゃないんで、ミンスに教えてもらっているし、みんなが頼りにしている部分がけっこうありますね。だから、ミンスとはダブルキャストなんで、仲間でもありますけど、ライバルでもあるってところで、芝居を見ていると、やっぱりミンスの元々持っている人間性とかポテンシャルが、雷遊とかなり重なるなって感じていて、正直、日本人ですけど、勝てないなって思うところが何個もあって。
ミンス:そんなこと絶対ないよ!
二葉:ホント、ホント! 演出家さんにも言ってるもん。本当にいっぱい勉強させてもらっています。
ミンス:(照れながら)やめてよ~。でも、僕は二葉さんが言ったとおり、セリフがそんなに使ったことのない日本語だから、難しくて。
二葉:神様だから、使う言葉が日本人の僕でも難しいんですよ。
ミンス:だからこそ、もっと日本語がヘタになったって感じ(笑)。でも、「これどう? 合ってる?」って聞くと、「合ってるよ」って言ってくれたり、アドバイスをしてくれるんで、ありがたいです。でも、本当に僕は僕の雷遊で、二葉君は二葉君の雷遊で、もう違うからね。
二葉:別のものだよね。
ミンス:役者ってみんな違うじゃないですか。それぞれの良い部分が出ているから、勝てるとか勝てないじゃなくて、自分のキャラをもっと出して、一緒に頑張った方がいいんじゃないかと思っているから、そんなこと言わないでよ。
二葉:ハハハ。
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