続いて「涙のシーンが終わったらワイヤーのシーンを撮り、ワイヤーのシーンが終わったら涙のシーンを撮った。私は高所恐怖症があるが、そんなにひどいとは思わなかった。今回しながらとても怖いことが多かったので、それが一番大変だった。つらい時間と言えば体力の枯渇が大変だったが、その恐ろしい時間が終われば『さっきはとても怖かった。終わって幸いだ』となる。しかし、その瞬間がとても深く恐ろしかったので、最も記憶に残っている。とても怖かった」とビハインドを伝えた。
ソ・イングクはチェ・イジェをどのように表現しようとしたのか。彼は「チェ・イジェというキャラクターは現実でも見ることができるキャラクターだ。死はファンタジー的な要素だが、この設定が極限の極限の極限だろう。死まで行く苦痛の過程を12回経験し、その中でそうならないために人生を渇望して生きるために努力する。死を選択した者が死にたくない過程を描きながら極限の表現ができる作品だった」と話した。
それと共に「俳優として『こんな状況だったら、私だったらどうしただろうか?』と思う。こんなファンタジー的な要素ではなく日常的なドラマだったら、怒っているからといって相手に無条件に極限の怒りをぶつけないだろう。『法で解決しよう』または『もう行ってください』と仕上げるが、このドラマのような場合はそれ以上の極限状態をすべて表現できる作品だった。パート2では、それがさらに最大化される。そんな表現をすることでもっと面白く、演技においても多くのことができて楽しかった」と付け加えた。
現実的でないテーマを現実的に表現するソ・イングクだけのアプローチ方についても尋ねた。彼は「共感」だと答えた。ソ・イングクは「例えば『アベンジャーズ』なら、そんな状況を私たちが実際に見ることはできないが、その人物の感情に共感はできる。実際にレーザービームを受けた人はいないが、血が出る痛みを(視聴者が)感じることはできる」と話した。
続いて「イジェというキャラクターが地獄を見た時、『死』という見えなかった存在が私を12回殺して生かして頭に銃を撃って火に焼かれて、こんなことが想像を刺激できる共感だと思う。私は作業するとき、『視聴者が見てどれくらい共感できるか』から始める」と答えた。
「インタビュー④」に続く