【セレクト】心が疲れた時、辛い時に聴くK-POP
ATEEZ「Turbulence」
韓国ボーイズグループ「ATEEZ」が2021年にリリースした、アルバム『ZERO: FEVER EPILOGUE』の先行公開曲。ロックなサウンドのなかに、感傷的なオーケストラサウンドとストレートな感情が表れている歌詞が魅力的な曲。「どこに向かえばいいか分からなくなったとき、この曲が一筋の光になってくれたら」という彼らの願いが込められているこの曲の原題が「夜間飛行」なのは、どこか納得いく。「世界は僕に諦めだけが選択肢だと言うかのように終わりのない暗闇ばかり / 暗闇だけの世界の中で空高く飛ぶ夢 あそこに見える光を追っていく」
ASTRO「Don't Worry」
韓国ボーイズグループ「ASTRO」が2021年にリリースした、アルバム『SWITCH ON』の収録曲。爽やかな風が吹く青い海を彷彿とさせる明るいポップサウンドでありながら、歌詞は「自分のことが嫌になる / 大丈夫なふり 隠そうとだけしている」と自分の不安を素直に表現し、サビでは「描いてきたと通りに心配しないで君は前だけ見て行く / 疲れて倒れてしまっても僕を信じて」と、ポジティブとネガティブが混在しているような曲。メンバーのチャウヌとラキが作詞と編曲に参加したこの曲は、「弱っている自分の姿を通じて、過去と現在を一緒に走ってきて、これからも一緒に過ごすであろうメンバーたちとの関係性」が表現されているような曲でもある。
Stray Kids「Secret Secret」
韓国ボーイズグループ「Stray Kids」が2021年に発売した、アルバム『NOEASY』の収録曲。アコースティックギターが印象的なバラード曲。メンバーのハンが作詞作曲に参加している。「誰にも言えない痛みを雨で全て洗い流していく」というのを、「降ってくる雨に全ての心配事を詰めてふるい落とす こんな自分の姿のなかに、さらに深く染みつかないように」という歌詞で表現している。詩的なメロディーと感性溢れる歌声で、聴いているだけで溜まったストレスが段々と薄れていきそう。
ONF「Summer End」
韓国ボーイズグループ「ONF」が2021年にリリースした、SUMMER POPUPアルバム『POPPING』に収録されている曲。ボーイズグループには珍しい、シティポップ調の曲で爽やかさも兼ね備えている、知る人ぞ知るONFの名曲。彼らの「次の夏に会うときは、ぎこちない未来に僕たちの軌跡があってほしい」と願う歌詞は、自分自身の人生にも重ねて聴くことができる。
WOW!Korea提供