「インタビュー」チャン・グンソク、“「テレビに出ないの?」と聞かれるのが、5年間休んで一番怖かった言葉”

「ミッキ(餌)」で帰ってきた俳優チャン・グンソクが5年間の空白期を通じて経た変化と、これまでの考えを率直に打ち明けた。
チャン・グンソクは4日午前、ソウル鍾路区(チョンノく)のあるカフェで「ミッキ(餌)」パート2の公開を前にインタビューを行った。
Coupang Playシリーズ「ミッキ(餌)」は、8年前に死亡した歴代最悪の詐欺師が連続殺人の容疑者として名指しされた後に起きた話を盛り込んだミステリースリラーだ。1月にパート1を公開した後、7日にパート2公開を予定している。「ミッキ(餌)」パート1は全世界186ヶ国に公開された後、海外評点9.4点、Coupang Play人気作1位を占めるなど国内外の視聴者に好評を得ている。


「ミッキ(餌)」は「アジアのプリンス」という修飾語を保有した元祖韓流スターのチャン・グンソクが、軍服務および休息などの空白期を経て5年ぶりに復帰した作品として公開前から話題を集めた。これまでロマンスコメディジャンルで頭角を現したチャン・グンソクが挑戦したミステリースリラーで、初のOTT進出作だ。チャン・グンソクは「ミッキ(餌)」を通じてジャンルはもちろん、イメージにおいても歴代級の変身を試みた。
チャン・グンソクは5年間という空白期を持った感想を尋ねると「デビュー31年目を迎えた今振り返ってみれば、休んだ5年間は意図したにしてもしなかったにしても、結果的には良い時間だった」とし「寂しくなった時は市場に行ったり、食堂に行ってご飯を食べたり遊びに出かけるなどして時間を過ごした」と振り返った。

彼は「当時食堂に行けば、店員の方々が『最近なぜテレビに出ないのか』と尋ねたりもした。実は私はその質問が怖かったが、一方で必要な時間だったと思う」として「それまでは休息の時間を持ったことがなかった。また自分自身を振り返ることができた。30年間、本当に多くのことをしてきた」と打ち明けた。
続けて「これまでの30年とは違った私の中にある何かを作らなければならないと宿命のように考えていた時、『ミッキ(餌)』という作品が入ってきた。ミステリ-スリラーだから選んだというよりは、休むことで、これまで私が積み上げてきた輝かしいイメージがすっとなくなって、ゼロから始めることができた」として「すべての重荷を脱ぎ捨てて原点から私を表現できるというタイミングに、最もしみこんできた文が『ミッキ(餌)』だった。運命だったということだ」と強調した。
「なぜテレビに出ないのか」という質問がなぜ怖かったのだろうか。チャン・グンソクは「私もよく分からない」としながらも、「何と説明すればいいのか分からず、食堂でご飯だけ食べて早くその場を離れたこともあった。最初の2年間は軍隊を言い訳にし、除隊した後は『除隊して間もないので』と申し上げた記憶がある」と回想した。

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2023.04.04