キム・ヨングァンとイ・ソンギョンは、ともにモデル出身でプライベートでも親しい間柄。だが、本作はウジュ がドンジンを敵視しているという関係性であることから、撮影現場では“お互い、わざと避けていた”という。
「ドンジンというキャラクターの雰囲気を壊してはいけないと思いましたし、お互いキャラクターを完璧にキャッチするまでは、お互いのために離れて過ごしたほうがいいと思い、僕の方が逃げ回っていました」とキム・ヨングァン。イ・ソンギョンも「撮影序盤には、集中すべきシーンも多く、役のトーンを掴むために、現場でも笑わないで過ごしました。こんなことは初めてでしたが、そうでなければならない状況だったんです。序 盤、ヨングァンさんに話したことがありました。“この作品の撮影が始まってから、寝つきが悪くなった”って。“残 りの何か月の間、どうしよう。この気持ちをどう耐えればいいの?”と、怖くなる時もありましたが、人って慣れる生き物のようです。ある瞬間から、現場でもふざけたり笑ったりする余裕が生まれました」とほほ笑みながら答えた。
本作の大きな見どころが、ウジュとドンジンの関係性の変化だ。イ・ソンギョンは「ドラマの序盤、ウジュはドンジンに対して敵対心丸出しの目をしています。ドンジンもまた、無気力ですべてが面倒くさいという雰囲 気を醸し出しています。それが、時間が経つにつれて、二人の目も感情ラインも、顔つきまで変わっていく。 視聴者の方々も、2人の変化をはっきりと感じることができると思います。序盤と中盤、そして終盤と、ドン ジンとウジュがどんな顔つきに変化していくのかみていただきたいです」とまっすぐの目で語った。
ストーリーを彩る OST(サウンドトラック)も、本作の魅力の一つだ。Wonstein の甘いハスキーボイスが印象的な『秘密の花園』は、イ・サンウンが 2003 年に発表した同名曲のリメイクだそうだ。イ監督は「撮影を何日か後に控えたある日、ラジオからこの歌が聞こえてきました。2番に「一日一日少しずつ良くなっていくよ。君が見守ってくれるから元気出さなきゃ。幸せにならなきゃ」というフレーズが出てきます。それ がドラマの登場人物たちの話のように聞こえました」と、採用理由について言及した。
最後は、「僕たちがたくさん悩んで、最高の姿を見せようと努力をした作品です。たくさんの方がご覧になってくださるとうれしいです」(キム・ヨングァン)「本作に関わるすべての人が、お互いに、そしてそれぞれが、その感情や心にしっかり耳を傾けながら、大切にとった作品です。たくさんの愛と関心を寄せてください」(イ・ソンギョン)とそれぞれドラマをアピールし、会見は幕を閉じた。
<配信情報/コピーライト>
『愛だと言って』(全 16話)
ディズニープラス スターにて、独占配信中
© 2023 Disney and its related entities
※2 月 22 日より、毎週水曜 2 話ずつ配信中
ストーリー
父親の不倫が発覚して、生活のすべてが悪い方に向かっていたウジュ。その後、父親が突然亡くなり、ウジュは父の愛人に家を追い出される羽目になる。人生を狂わされたウジュは復讐を企むが、その過程でドンジンと出会って恋に落ちることになる。しかしドンジンはなんと父親の愛人の息子だったことを知る...
キャスト
ハン・ドンジン:キム・ヨングァン(「ピノキオ」「サムバディ」「君の結婚式」)
シム・ウジュ :イ・ソンギョン(「恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~」「浪漫ドクター キム・サブ2」)
ユン・ジュン :ソンジュン(「アイランド」「恋愛の発見」「君のハートに魔法をかけろ」)
カン・ミニョン :アン・ヒヨン(「Hit The Spot」)
シム・ヘソン :キム・イェウォン(「君は私の春」)
スタッフ
監督 イ・グァンヨン
脚本 キム・ガウン