コン・ヒジョンドラマ評論家は「アイドル出身の俳優たちが持つなめらかなビジュアルと魅力が王世子の魅力を際立たせる」として「アイドル俳優たちが出演した時代劇は正統派時代劇よりはファンタジー時代劇が多いが、古典と現代を行き来する雰囲気を表現するにはK-POPスターが適している」と話した。
続いて「アイドル俳優たちにも時代劇は韓服を着て、現代劇と違う口調を駆使するという点でロマンチックコメディよりは新しい姿を見せる機会になる良いジャンルだ」と付け加えた。

◇パク・ヒョンシクの新しい顔
パク・ヒョンシクはミステリアスな呪いにかかった王世子と、一夜にして一族殺人事件の犯人にされてしまった天才少女の物語を盛り込んだ青春ロマンス「青春越壁」でミステリアスな呪いにかかった王世子イ・ファン役を引き受けた。「青春越壁」がロマンスとスリラーを共に見せなければならないジャンルであるだけに、このドラマの主人公であるパク・ヒョンシクの肩も重い。しかし6日と7日に放送された1、2話でパク・ヒョンシクはこの重荷を見事に耐えて好調な出発を知らせた。特にイ・ファンの立体的な姿を繊細な演技で表現したと評価された。
アイドルグループZE:Aのメンバーとしてデビューし、ドラマ「ナイン〜9回の時間旅行〜」「相続者たち」「家族なのにどうして」「上流社会」「花郎＜ファラン＞」「力の強い女 ト・ボンスン」「ハピネス」などジャンルにこだわらない多様なドラマに挑戦して演技の幅を広げているパク・ヒョンシクは「青春越壁」で内面の純粋さと外面の剛直さを見せる予定だ。

コン評論家は「パク・ヒョンシクは演技の基本がしっかりした俳優であるだけに、明るさと闇をすべて見せなければならないイ・ファン役にうまくキャスティングされたと思う」として「最近放送された時代劇がないだけに、『青春越壁』がその隙をうまく攻略するだろうと思う」と説明した。
一方では「パク・ヒョンシク以外の俳優たちが時代劇で見られなかった新人たちであるため、異質な感じがないわけではない」として「俳優ひとりだけがうまいからといってドラマが成功するわけではないので、パク・ヒョンシクがどのように他の俳優たちと調和して劇をリードして行くのかを見守らなければならないと思う」と語った。