シン・ハルとクム・ミョンセはホ・ボムスを取り調べ、ホ・ボムスがカプグラ症候群(近親者などが瓜二つの外見の別人に入れ替わってしまったと誤認する妄想)を持っているという事実を発見した。ソル・ソジョン(クァク・ソンヨン)はキム・ジェスクの供述をもとに2人の夫婦関係に問題があったことを突き止めた。神経科学チームのメンバーたちは嘘発見機を活用してホ・ボムスが家族の写真にも何の感情も感じない点を確認することで症状を確定した。結局ホ・ボムスは病院に移送され脳検査を受けた。彼は、自転車に乗っていて頭をぶつけてできた脳動脈瘤によってカプグラ症候群が発生したことが分かった。
同じ時刻、病院に行ったついでにシン・ハルはクム・ミョンセにこれまで気になっていた脳検査を提案し、クム・ミョンセは愚痴をこぼしながらもこれを受け入れた。脳検査後、クム・ミョンセはシン・ハルと一緒にキム・ジェスクを訪ね、ホ・ボムス処罰不願書にサインをもらった。そして、シン・ハルはそわそわするキム・ジェスクにカプグラ症候群自体が全く関心のない人や他人には起こらないと説明し、夫が妻に強烈な感情を持っていると慰めた。そして仮想人間のふりをして夫の心を確認してみるよう提案した。キム・ジェスクはホ・ボムスが脳手術を受ける直前に夫に本音を尋ね、ホ・ボムスが愛したのが仮想人間ではなく自分自身であることに気づいた。
ホ・ボムスの手術が成功し事件が一段落した中、シン・ハルはシン・ジヒョン(キム・スジン)と共にクム・ミョンセの脳が「利他的な脳」であることを認知し、クム・ミョンセに復讐するのは容易ではないということを自覚した。ついにシン・ハルは神経科学チーム員たちに「今日付けで私は神経科学チームの諮問役を辞めます」と宣言してチーム員たちを驚かせた。
また一方で、この日のエンディングでは諮問役を中断するというシン・ハルとこれを引き止めたクム・ミョンセが「刑事さん!私が人を殺しました」として血まみれになったホ・ボムスを目撃して気抜けする場面が盛り込まれて緊張感を精一杯引き上げた。特に脳手術後、正常な生活を取り戻したホ・ボムスが再び犯罪を犯した可能性が高くなった状況で、共助決裂を控えたシン・ハルとクム・ミョンセがどんな歩みを見せるのかが注目されている。
「頭脳共助」第8話は本日31日、夜9時50分に韓国で放送される。