アンコールではバラード「Letter」を歌い「除隊後はじめての日本でのライブ(FNC KINGDOM)で歌った大好きな曲。その時のことが記憶に残っています。僕の人生の中で一番大きな気合で歌った。感動しました。待っていてくれてありがとうございました。これからはずっと皆さんの傍にいます。除隊してもずっと会えなくて、ようやく会えるようになって僕もCNのメンバーも幸せです。この「Letter」を絶対に聴いてほしかった」と熱い想いを打ち明ける。
そして、「入隊したときは皆さんに挨拶もできなくて、寂しさと哀しみを抱えていました。でも、皆さんを悲しませることだけはしたくなかった。また会えて、笑顔を見せてくれてありがとうございます。次はCNBLUEのツアーで日本に来ます。皆さんも来てください。(今回のツアーで行った)名古屋でZeppを見て、昔はたくさんライブをやっていたことを思い出しました。来年は、もっとライブがしたい。またZeppでやりたい。そして、昔から夢だった東京ドームにも絶対行きます。遅くなってもずっとチャレンジし続けます。一緒に行きましょう。30代も40代もずっとチャレンジするので、これからもジョン・ヨンファもCNBLUEもよろしくお願いします!」と力強く宣言して、「One Fine Day」を熱唱した。
2年半越しのリベンジツアー。これまでのソロツアーと同じく、楽器を封印してボーカリストに徹したヨンファ。今回のツアーでは、今まで以上にレベルアップされたダンスを計9曲披露し、ダンサーとの呼吸の合ったダンスパフォーマンスで会場を盛り上げた。ライブのためのアレンジを施し、ファンを楽しませながら音楽を届ける。そこには音楽を愛し、音楽に愛されるヨンファの姿が――。ファンの前に立てなかった時間が、彼をますます強くしたのではないだろうか。
10月19日にはCNBLUEとして日本メジャーデビュー11周年を迎え、原点回帰ともいえるロックナンバー「LET IT SHINE」をリリース。そして11月8日の日本武道館を皮切りに「CNBLUE AUTUMN CONCERT 2022 ~LET IT SHINE~」もスタート。東京ドームを目指すCNBLUEのライブも見逃せない。
さらに先日、今回のツアーのアンコール公演とも言える「JUNG YONG HWA JAPAN CONCERT @X-MAS ~WELCOME TO THE Y’S CITY~」の開催が発表された。コロナ禍以前は、すっかり恒例となっていたヨンファのクリスマス公演。どんなスペシャルなステージになるのか、ぜひ期待して頂きたい。
取材・文/坂本ゆかり
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