特に、最終得点を見るとイ・デフィが累積チャートとメール投票で圧倒的1位だったが、それをBIG Naughtyが音源ストリーミングでだいぶ追い上げていたことが分かる。イ・デフィは8,129点(累積チャート2,000+メール投票3,000+音源ストリーミング3,129)で、BIG Naughtyは7,748点(累積チャート1,757+メール投票991+音源ストリーミング5,000)だった。
イ・デフィは優勝コメントで「今だから言えるけれど、『Listen-UP』は本当に大変でした。でも、いろいろな音楽を作ることができて良かったです」と語り、番組が始まった当初「“アイドルプロデューサー”という偏見を打ち破りたい」と掲げていた目標は、このように結果を出すことでしっかり達成できたのではないだろうか。
こうして若い世代のプロデューサーがワンツーフィニッシュし、エンディングを迎えた「Listen-UP」だが、放送終了間際、「シーズン2でまた戻ってきます」と書かれたテロップが映し出された。「またいつの日か」ではなく、「また戻ってきます」とはっきり書かれていた。えっ⁉ と目を疑ったのは、初回から低視聴率だったからだ。
この番組のターゲット層である10~20代がリアルタイムであまり見ない時間帯の放送であることや、裏番組でSBSの「それが知りたい」、MBCの「全知的おせっかい視点」が放送されていることなどが影響しているものの、初回の1.2%(ニールセンコリア調べ、全国基準)が最高で、そこからじりじり下がり、0.8%~1%の間で推移。それが最終回では一番低い0.5%を記録してしまったのだ。
それでも、KBSでは現在「不朽の名曲」、「ミュージックバンク」、「歌謡舞台」、「全国のど自慢」といったさまざまな音楽番組が放送されており、今度は「Listen-UP」で歌手を裏で支えるプロデューサーにスポットを当てたという点で、意味のある挑戦だった。「Listen-UP」のチーフプロデューサーも最終回を迎える前から、メディアインタビューで「可能ならシーズン2も作りたい」と語っていたので、その挑戦はまだまだ続くということだ。
WOW!Korea提供