ラッパーサバイバルの新シーズン「SHOW ME THE MONEY 11」(Mnet)が10月21日(金)に幕開けした。
初回視聴率は1.2%(全国基準・ニールセンコリア調べ)を記録。前シーズンの初回1.1%より0.1ポイント上回り、まずまずのスタートを切った。
「THE NEW ONE」をコンセプトにした今シーズンは優勝を目指し、歴代最多となる約3万人が応募。この間、新型コロナの影響により、予選はシーズン9からスタジオで行われていたが、3年ぶりに名物である体育館予選が復活。また、5年ぶりに米国予選も行われるなど、以前の様子が戻ってきた雰囲気だ。
その懐かしさをより表しているのが、4チーム8組のプロデューサーたち。lIlBOI & GroovyRoom、パク・ジェボム(Jay Park) & Slom、The Quiett & Leellamarz、JUSTHIS & R.Teeというラインナップだ。
なんと、R.Teeを除いた全員が「SHOW ME THE MONEY」に参加者、あるいはプロデューサーとして出演したことがある、ゆかりのある人たちばかりなのだ。lIlBOIはシーズン4と9に参加者(シーズン9では優勝)として、GroovyRoomはシーズン9にプロデューサーとして、パク・ジェボムはシーズン4と6にプロデューサーとして、Slomはシーズン10にプロデューサーとして、The Quiettはシーズン3と5と7にプロデューサーとして、Leellamarzはシーズン5に参加者として、JUSTHISはシーズン9にプロデューサーとして出演している。
しかも、JUSTHISとGroovyRoomはシーズン9で同じチームを組んでいたが、今シーズンではそれぞれパートナーを変えているのも面白く、これまでプロデューサーの出演は3回までとする“3回のルール”なる暗黙の法則がささやかれていたが、The Quiettがそれを破り、4回目の出演を果たしたのも目を引いている。
そんなプロデューサー軍団の中でも、特に常連感が強いのがパク・ジェボムだろう。プロデューサーとしてだけでなく、フィーチャリングゲストとしてステージにも立っているので、毎シーズン出ている感じだ。それなのに、プロデューサーとしての成果をみると、「高等ラッパー4」で最終4位、「SHOW ME THE MONEY」のシーズン4では本選第1次、シーズン6ではセミファイナルで脱落。いつも速攻で脱落しているため、他のプロデューサーたちから、「もっと長く見たい」とイジられていたが、今シーズンはどうだろうか。
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