「画面の中の姿が見慣れなくはなかったか?」という質問に「いったん、そういうことは俳優という職業をしながらずいぶん訓練され、不慣れさの壁は崩れた。持っている基本的な性格とアングルの中にある別のソ・イングクにずいぶん慣れて、悪役を演じたのでむしろとても面白かった」として「それでも扮装するのは大変だった。よく知らなかったが、私が多少ステッカーアレルギーがあった。タトゥーも楽しんだが、肌にあせもができてしまった(笑い)。それでもジョンドゥに扮している時は、セットで闊歩していた。上半身を脱いで歩き回りながらとても運動したので、肩幅も大きくして満足だった」と明らかにした。
ドラマ「滅亡」を終えて「オオカミ狩り」の撮影に入ったソ・イングクは、ジョンドゥというキャラクターのために増量もしたして、その過程も聞かせてくれた。
ソ・イングクは「『滅亡』を基準にして申し上げれば68kgだったが、『オオカミ狩り』を撮る時は84~86kgまで増やした」として「シナリオを見ると十分にジョンドゥの残酷さが出せるが、犯罪者集団の群れで親玉なので、それ以外のものも作っていきたかった。表面的な部分はタトゥーだったが、それ以外にもう少しこの群れの中に親玉としての装置が何かないだろうかと考えて、増量しようと思った。体だけ見ても『あいつがよく殴りそうだ、あいつは本当にけんかが上手い』というイメージを作りたかった」と話した。
続いて「筋肉を鍛えて体格を良くするのではなく、UFCのヘビー級選手たちを見ると体がとても厚い。そんな体を願ってウム・ムンソク俳優と済州島で合宿した。私は増量、ウム・ムンソク俳優はヒーリング旅行をした。2週間プログラムを作って、合宿所をひとつ借りてジムを探し、そのようにふたりで過ごした」として「朝起きるなり運動し、1日に2回ずつするルーチンを作った。そして鶏のささみを知っている人にもらって1日に5回食べた。それはちょっと大変だった(笑)。目を覚ますとすぐに運動を簡単にして、おにぎりひとつに卵7個を入れて醤油で混ぜて食べるなど、それを3時間周期でした」と打ち明けた。
ソ・イングクは「後で会社の方々が済州島に遊びに来たときに会ったら、私の体を見てびっくりしていた。なぜこんな風になっているのかと聞かれた」として「鏡で見た時、体がとても大きくなって満足したが、タトゥーをするのでシルエットができて残念だった。映画では私が思ったよりスリムに表現された」と残念そうだった。
一方、「オオカミ狩り」は青少年観覧不可等級で21日に韓国で公開される。