「インタビュー」スターにて独占配信中!イ・ジョンソク×イム・ユナ出演『ビッグマウス』オ・チュンファン監督 ロングインタビュー到着!”親友が側にいるような感覚”のイ・ジョンソクとの再タッグ、撮影の裏側、注目している日本の俳優についてまで、たっぷり語る!

●イム・ユナさんとは今回が初キャスティングですね。一番驚いたこと、彼女のどんな可能性を感じたかを教えてください。
私は、テレビドラマや映画、そして少女時代を通して、イム・ユナさんの長年のファンです。
彼女の最大の魅力は、スクリーンの中で見せるポジティブなエネルギーと強さだと思いますが、実際に彼女との撮影でもそのエネルギーを感じることができました。
イム・ユナさんは、カメラの外でもポジティブで、良いエネルギーをたくさん発している人です。そして何より、撮影中も撮影後も一生懸命な人です。

●本作で一番印象に残っていることは何ですか?
チャンホが家族を守るために「ビッグマウス」になることを決意し、所長にどなりつけるシーンがあります。
撮影前にイ・ジョンソクさんと、このシーンはこのシリーズを通してチャンホの感情的にとても象徴的なシーンになるだろうと話しました。
そして、よりイ・ジョンソクさんのことを考えたシーンになりました。
後でイ・ジョンソクさんから、このドラマのこの役を引き受けることにしたのはこのシーンのためだと聞きましたが、本当にそのキャラクターを見事に表現してくれたと思います。

●シリーズを演出する上で、参考にしたもの、インスパイアされたものはありますか?
『ビッグマウス』は、ちょっと暗くなりすぎて楽しさが半減しやすいと思ったので、このシリーズを監督する前に、いろいろと考えました。
ですから、私自身はただシリアスで暗いだけでなく、もっと楽しくて、気軽に見られるシリーズにしようと努力しています。
キャラクター描写は、ガイ・リッチー監督の映画を参考に、編集のテンポを考えてみました。
ビッグマウスを登場させるときは、モノクロの画面で、「シン・シティ」や初期のハリウッドノワール映画のような雰囲気が出ればいいなと思いました。
ビッグマウスという存在そのものが、昔の悪役のスタイルに合っていると思ったので、彼にまつわるシーンをモノクロで表現したいと思いました。

●『ビッグマウス』は、これまでの作品と比べるとトーンが違いますね。ハードボイルド・ノワールという新しいジャンルに挑戦した理由や背景は何でしょうか?
TVシリーズでノワールに近いトーンで演出することはあまりない。正直この手のジャンルは韓国ドラマではメジャーではなく、テレビというプラットフォームの特性上、
暗いコンテンツはテレビではあまり好まれないからだと思います。今までの作品では、明るく派手なシーンに重点が置かれていたんです。
それで、暗いジャンルに興味を持つようになったんです。そのようなジャンルでも、多くの人が入りやすく、楽しめるようなドラマを作れないかと、いろいろと考えました。

●演出する中で、最も苦労したシーンは?
ストーリーの内容上、刑務所の敷地内では群衆のシーンが多くありました。
そのため、役者やスタッフを含め、多くの人が一度に大移動しなければなりませんでした。監督としては、いかに効率よく撮影するかが常に課題でしたが、役者やスタッフのおかげで、非常にスムーズに撮影することができました。

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2022.08.19