
HYBE傘下レーベルのADORが、韓国ガールズグループ「NewJeans」のDANIELLE(ダニエル)を相手取り提起した損害賠償請求訴訟が、HYBEと元ADOR代表ミン・ヒジン間の契約解除およびプットオプション(売却権)訴訟を審理した裁判部に割り当てられた。
30日(本日)、法曹界によると、ADORがDANIELLEとその家族、ミン・ヒジンを相手に提起した違約金および損害賠償請求訴訟は、ソウル中央地裁民事合意31部に割り当てられた。
ADORは、DANIELLEらを相手取り約431億ウォン(約46億円)の損害賠償を請求しており、最初の弁論期日はまだ決まっていない。
先立って「NewJeans」のメンバーらは、HYBEとの対立で解任されたミン元代表の復帰などを要求したが受け入れられず、昨年11月にADORとの契約解除を宣言した。これに対しADORは、「NewJeans」の一方的な宣言として、専属契約有効確認訴訟と仮処分を提起した。
裁判所は、両者間の専属契約が有効であると判断し、ADORの主張を認めた。
以降、「NewJeans」のメンバーのうちHAERIN(ヘリン)とHYEIN(ヘイン)は先月、ADORに復帰する意思を表明した。続いて、MINJI(ミンジ)とHANNI(ハニ)、DANIELLEも復帰する意思を示した。
ADORはMINJI、HANNI、DANIELLEの復帰をめぐり協議を続けてきたが、去る29日、DANIELLEとの契約を解除し、訴訟を提起した。
一方、民事合意31部はHYBEがミン元代表らを相手に提起した株主間契約解除確認訴訟と、ミン元代表らがHYBEを相手に起こした260億ウォン(約28億円)規模のプットオプション(株式買収請求権)訴訟も審理している。
HYBEは、昨年8月に公開した半期報告書を通じて、ミン元代表を対象とする株主間契約を解除したと明らかにした。
その後、ミン元代表は昨年11月、HYBEに対しADORの株式に関するプットオプションを行使すると通知した。
これについてHYBE側は、ミン元代表がプットオプションを行使した時点ですでに契約は解除されていたと主張している。
また、「巨額の給与を得ながら、背後では『NewJeans』の引き抜きを敢行した」とし、「これらの専属契約違反行為が確認されたため、契約解除は適法であり、プットオプションの効力はない」と強調した。
一方、ミン元代表側は、プットオプション行使当時に契約が解除されていたとは言えず、確認訴訟も不要であるとの立場を示している。
ミン元代表とHYBE間のプットオプション代金をめぐる紛争は、両者の株主間契約訴訟における核心的争点の一つとされている。株主間契約が解除されれば、プットオプションも消滅するためだ。
WOW!Korea提供








