パク・ヒョンシク(ZE:A)、「青春越壁」で王世子の系譜を引き継ぐ

「王世子(王位継承者:皇太子)の服は初めて着ました。本当にオーダーメードの服のように快適でした」
俳優パク・ヒョンシクがtvN「青春越壁」でイ・ファン役を引き受けた時の言葉だ。この言葉は重複した意味を持つ表現でもある。文字通り王世子の服である衮龍袍(コルリョンポ)が快適だという意味でもあるが、王世子というキャラクターが快適だったと受け取られる。それだけ「青春越壁」でパク・ヒョンシクは、気難しくもあるが賢明な王世子イ・ファン役を「私の服」のように着こなした。


王世子=アイドル出身は必勝の公式?
パク・ヒョンシクのイ・ファンがさらに期待される理由は、アイドル出身俳優たちが見せた王世子の演技のためだ。EXOド・ギョンス(D.O.)、ZE:Aイム・シワン、2PMイ・ジュノが王世子を演じて新しい顔を見せながらドラマファンから大きく愛された。
ド・ギョンスは完全無欠な王世子から突然に使い物にならない駄目男に転落したウォンドゥクと朝鮮最高のハイミスであるホンシムの前代未聞100日ロマンスを盛り込んだ「100日の郎君様」で王世子イ・ユルから「なんの使い物にもならない男」ウォンドゥクになった主人公を演じてドラマを興行に導いた。「100日の郎君様」は最高視聴率14.4%を記録し、海外100ヶ国以上に放映権を販売するなどグローバルな人気を集めた。


欲望と征服欲を抱いた世子ワン・ウォンと強くて正直な品性と愛に対する情熱を持つ王族リンのブロマンスを一瞬で崩した物語を描いたドラマ「王は愛する」で世子王ワン・ウォンを演じたシワンも、深みのある眼差しと演技でロマンス時代劇をリードして好評を集めた。
2PMジュノは「赤い袖先」でイ・サン役に扮して出演した。放送界でよく使われるイ・サンの物語であるだけに心配する視線もあったが、これをすっかり洗いながしてジュノだけのイ・サンを完成した。「赤い袖先」は最高視聴率17.4%を記録して視聴率の低迷期に陥ったMBCを救い、ジュノはこの作品でMBC「演技大賞」と「第58回百想芸術大賞」最優秀演技賞を受賞して第二の全盛期を迎えた。

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2023.02.09