鞆の浦の繁栄 1719年、第9回目の朝鮮通信使に製述官として同行した申維翰(シン・ユハン)は、のちに『海游録』という書物を残している。 その翻訳版は、平凡社東洋文庫(姜在彦訳注)に収められていて、それを読むと朝鮮通信使の道中がどんなものであったかが克明にうかがえる。この申維翰も「使館は福禅寺である」…
K-POPのスターが音楽だけでなく俳優もこなすことが当たり前になった。人気を獲得するような逸材は多彩なのである。2PMのテギョンもそんな1人だ。音楽と俳優の両立はスケジュールが厳しくなりがちだが、それを乗り切るためにはどんなことが必要なのだろうか。 一途に演じるのが持ち味 2PMのテギ…
「日東第一形勝」 今でも日本の各地に朝鮮通信使の足跡が残っているが、その中でも鞆の浦の福禅寺は特に重要である。なぜなら、一行はここから見た瀬戸内海の景観を愛し、様々な書を残しているからだ。 その文面から、当時の朝鮮通信使の人たちの心情を察することができる。まさに歴史の証言を保管する場所だといえるだろ…
『冬のソナタ』の大ヒットによって2004年頃から日本で起こった韓流ブームが、日韓関係において果たした役割は大きい。ただし、この韓流ブームには下地があった。それは2002年にFIFAワールドカップ日韓大会が開かれたことだ。あのとき、日本からも大勢のファンが韓国の地方に出掛けて生でワールドカップを観戦し…
今年7月にはツアーが予定されている チャン・グンソクの兵役延期のリミットが近づいているが、今のところ、彼から兵役に関する発言がない。 それは当然かもしれない。 兵役の予定を明らかにしてしまうと、以後は仕事のオファーが限られてしまうからだ。今までのスターたちの行動を見ていると、兵役に関しては入隊が近づ…
台地の上の福禅寺 私は30代半ばに大学で歴史を学んだとき、卒論で朝鮮通信使の研究をした。その際、江戸時代の鎖国体制を以前から間違って捉えていたことを察した。 それまでは、長崎で限定的にオランダと貿易を行なっていただけで、徳川幕府はどの国とも外交関係を結んでいないと思っていた。 しかし、徳川幕府の将軍…
『テバク』でチェ・ミンスが重厚に演じている19代王・粛宗(スクチョン)。彼は生涯で6人の息子を持ったとされている。有名なのは、20代王の景宗(キョンジョン)と、21代王の英祖(ヨンジョ)である。しかし、粛宗が一番愛したのは別の息子だった。 息子を餓死に追い込んだ王 『テバク』の第7話で…
『テバク』は4月19日の放送で第8話を終えた。全24話なので3分の1を終えたことになる。これから物語は中盤に入っていくのだが、ここで根本的なことを考えてみたい。それは、『テバク』という時代劇におけるリアリティの問題なのである。 カリスマと呼べるチェ・ミンス 『テバク』のキャスティングが…
徴兵制度は若い恋人たちにとって、愛の試練でもある。カップルが抱える破局の最大の原因は「2年間の離別」である。厳しい軍規に縛られた生活は、恋人たちのすれ違いを誘発するのである。入隊前には普通に交わしていたドラマの話や日常生活の話題が通じなくなり、共通の場がなくなっていくのだ。こうしたすれ違いは、恋人た…
4月18日に放送された第7話で視聴率が再び上昇気流に乗った『テバク』。これから、ドラマはますます面白くなるだろう。注目はやっぱりチャン・グンソクの演技だ。ドラマの中ではテギルの逆襲が始まったが、俳優チャン・グンソクも、これから真価が問われてくる。 苦しみ抜く主人公 物語は薄情である。 …