「コラム」チャン・グンソクはいつまで兵役を延ばせるか

021今年7月にはツアーが予定されている
チャン・グンソクの兵役延期のリミットが近づいているが、今のところ、彼から兵役に関する発言がない。

それは当然かもしれない。

兵役の予定を明らかにしてしまうと、以後は仕事のオファーが限られてしまうからだ。今までのスターたちの行動を見ていると、兵役に関しては入隊が近づくギリギリまで明らかにしていない。

チャン・グンソクが兵役について発言しないのも、芸能界の慣例にしたがえば当然のことなのである。

ただし、水面下では違う。具体的にいつ兵役に行くかを検討しているはずだ。ゆっくり先延ばしにする時間的余裕はすでになくなって。

それでは、チャン・グンソクはいつまで兵役を延期できるだろうか。

彼は今年の7月に東京と大阪でツアーを予定している。『テバク』の撮影を終えてから早い時期に入隊するのでは、という憶測もあったが、7月までの兵役入りは完全に消えたのである。

そのツアーの直後の8月4日にチャン・グンソクは満29歳の誕生日を迎える。韓国は数えで年齢を言うので、韓国式なら30歳だ。

この年齢は、兵役に関しては最終リミットなのかどうか。

 

兵役年齢の計算方法

韓国の兵役には独特の年齢計算方法がある。

まず、年齢を割り出すときは「現在年-出生年」と計算するのが原則だ。しかも、ここで割り出した年齢が、1月1日から12月31日まで適用される。

チャン・グンソクを例にとると、「現在年(2016年)-出生年(1987年)」となり、今年の1月1日から12月31日まで兵役では「29歳」扱いとなる。

誕生日の日付が兵役年齢に関係すると錯覚している人がいるが、それは違う。計算上で重要なのは出生年である。

チャン・グンソクの場合、誕生日にはいっさい関係なく、兵役年齢は今年ずっと29歳であり、来年1月1日からは30歳になる。このことをかならず把握しておきたい。

韓国の兵役法には「30歳を超えて入隊を延期できない」と規定されている。この文面を正確に読むと、30歳までは延期できるとも解釈できる。

しかし、実態は違う。兵役年齢30歳まで延期した芸能人は過去にほとんどいなかった。兵役業務をつかさどる兵務庁が、制限いっぱいの30歳までの延期にいい顔をしないことも影響していた。

ただし、俳優のユ・アインは兵役年齢30歳に達しているが、いまだに入隊していない。さすがに、これ以上の延期は難しいと思うのだが……。

本来なら、兵役を延期できる正当な理由は、学業や研究などに限られていた。韓流スターの場合は、その影響力が国際的にも大きいことから、兵務庁も目をつぶってきたという背景があった。

現在は『テバク』に全力投球しているチャン・グンソク(写真/韓国SBS『テバク』公式サイトより)

現在は『テバク』に全力投球しているチャン・グンソク(写真/韓国SBS『テバク』公式サイトより)

突発的な入隊だけは避けたい
チャン・グンソクの場合は大学院に通っていたので、学業という「兵役延期の王道」となる理由を持っていた。

しかし、芸能活動だけでは兵務庁の意向1つで延期が認められないケースも考えられる。事実、イ・ジュンギが次の作品も決まっていたのに、兵役延期が兵務庁から許可されなかった。結果的に、彼は作品をキャンセルして急に入隊せざるをえなかった。

そうした事例が他の韓流スターに起こらない、という根拠は何もない。むしろ、起こりうることなのである。

今年いっぱいはチャン・グンソクも29歳扱いなので、兵役延期が兵務庁で許可されると思うが、来年はわからない。もしかしたら、兵務庁から入隊を指示されるという事態にもなりかねないのだ。

チャン・グンソクほどの大スターなら、そういう突発的に追い込まれるような入隊は絶対に避けたい。綿密な日程管理のもとで、最良の時期に堂々と入隊したいものだ。

そう考えると、兵役を延期できるのも今年いっぱいと考えたほうが自然だ。

かつて「兵役は芸能人の墓場」と言われ、空白期間の間にスターの人気が落ちるという傾向があった。しかし、今は時代が違う。むしろ、立派に兵役をつとめあげることで、ファンからさらなる信頼を得られることが多い。

そのあたりは、チャン・グンソク自身がよくわかっていることだろう。彼の今年中の入隊は現実味を帯びた話なのである。

 

(文=康 熙奉〔カン ヒボン〕)

コラム提供:ロコレ
http://syukakusha.com/

2016.04.21