「バラコラ」IU(アイユー)、「有名歌手伝」第1号ゲストとして登場「私は中堅歌手です」 デビュー当初「誰?」と言われた苦い経験談も

全国民が知っている曲を歌う歌手になるとは想像もしていなかったし、望んでもいなかったというIUは、「自分が決めていた通りにいくわけでもなく、自分が有名になりたいときに有名になるわけでもなく、もうこのあたりでいいと思っても、それを止められるわけでもない」とし、デビュー当初、ステージに上がると客席から「誰?」と言う言葉が聞こえてきて、観客も自分も耐えなければいけない、そんな苦い経験もあったという。

だからこそ、有名になって、自分の歌を皆が集中して聴いてくれることが嬉しいと。また、女優としても活躍しているIUは、人の評価というのは違うものだから、自分がバランスを保っていないと自分自身がどんな人なのか、ぶれてしまうから、本当の自分というものを客観視しようと努力していると明かした。

このようにかなり深い話をした後は、TOP3たちと透き通る歌声も披露。「シングアゲイン」で話題となった曲を即興で歌ったほか、「Celebrity」のステージを皮切りに、TOP3とMCのキュヒョン(SUPER JUNIOR)、イ・スグンがIUの“人生曲”をアレンジして歌うコーナーも。

IUが「Good Day」、「Through The Night(夜の手紙)」、「Knees(膝)」、デビュー曲「Lost Child」、「Love Poem」まで曲ごとにどんなビハインドストーリーがあるのか、また歌うポイントなども解説してからステージが展開されたので、より深い味わいがあり、聴いていたIUもうっとりと聴き入るほどだった。さらに、最後にはIUが新曲「LILAC」をイ・ムジンとデュエットで披露し、まさにテレビで上質なミニライブを見ているようだった。

「シングアゲイン」では参加した無名歌手たちが、自分のことを「私は〇〇歌手だ」と自己紹介するキャッチフレーズが話題となったが、それに倣ってIUは自身を「私は中堅歌手だ」と表現。

デビュー14年目になるが、中堅の感じがあまり出ていないので、実は中堅歌手だということを言いたいと言っていたが、たしかに見た目が若々しいので若手かと錯覚してしまうが、“有名歌手1号”にふさわしい華やかさ、そして貫禄を見せていた。

2021.04.13