他にも、ルーカスが「SuperM」イケメンランキングを聞かれ、2位にテヨンを選んだ後、「こっちも見てよ!」とアピールしたベクヒョンがめでたく3位となり、丸く(⁉)収まる場面も。さらに、「SuperM」の末っ子ラインであるテン、ルーカス、テヨン、マークがSMヒストリーダンスを披露したほか、テヨンとマークが作詞、作曲した完全未公開曲「The Himalayas」を披露するなど、パフォーマンスでも魅せ、まさに“K-POP界のアベンジャーズ”らしい姿を存分に発揮した。
続いて、「全知的おせっかい視点」(MBC)には「SUPER JUNIOR」のキュヒョンとシンドンが出演。正確に言うと、本来キュヒョンが出演オファーを受けたのだが、シンドンがついてきたという。以前も、キュヒョンの出演にウニョクがついてきたのだが、バラエティで売れっ子の末っ子キュヒョンのバーター(⁉)という形で、バラエティ班のお兄さんメンバーたちがついてくるという演出は、笑いをよく分かっている「SUPER JUNIOR」らしい。
ウニョクは前回、キュヒョンと共に出演したことで、新たに2本の仕事が決まったそうで、やはり地上波の人気番組の効果は大きい。今回のシンドンはこれをきっかけに、「全知的おせっかい視点」のレギュラーの座まで狙おうと意気揚々だ。そのため、シンドンの戦略がすごかった。キュヒョンは現在もウニョク、マネジャーと寮生活をしているが、シンドンは自分のスタッフを引き連れ、「おいしい店がある」と食事の時間に合わせ、その寮に出向くところからスタート。キュヒョンが作る「カン食堂~新西遊記 外伝~」(tvN)に登場したククス(麺)料理などを味わい、出演シーンをしっかり確保した。
その後も、シンドンは芸達者なスタッフたちに、歌やダンスをさせるなど常にテンションの高い、和気あいあいとした様子を見せ、いつしかキュヒョンよりシンドンのVTRの方が長い(⁉)とスタジオメンバーたちも錯覚。シンドンの戦略にハマり、不満そうにするキュヒョンというパターンが出来上がり、それが面白さにつながった。
さらに、ウニョクもドンヘと共に、「Super Junior-D&E」のMV撮影現場からキュヒョンにテレビ電話をかけてきて、しっかり出演シーンをゲット。黙って見過ごすウニョクではなかった(笑)。そうやってメンバーたちがキュヒョンに群がるのは、長年積み重ねてきた関係性があるからだ。
キュヒョンが面白いことを言っていた。後のことを心配せず、いたずらができるメンバーはウニョク、ある程度の線を守りながら、いたずらができるメンバーはイェソン、キュヒョンのことが好きすぎるので、いたずらをするのに負い目を感じるメンバーはシウォンだと。
結局、キュヒョンがメインゲストで出演する回だったが、そこに自然な流れでシンドンが加わり、ウニョクとドンヘのテレビ電話出演、そして、イェソン、シウォンの資料VTRまで流れ、ほとんどのメンバーが登場する回に。このようなメンバー間の雰囲気がデビューしてから15年もの間、第一線で活躍し続けている人気の秘訣なのだろう。