ポン・ジュノ監督の映画「パラサイト 半地下の家族(以下、パラサイト)」が今月10日、「第92回アカデミー賞」の授賞式で4冠王に上ると彼が大学在学中に描いた4コマ漫画が再び注目を集めている。
漫画マニアとして有名なポン監督は演出のみならず直々に脚本を書き、絵コンテも書くことでよく知られている。脚本の各場面をシナリオの中の人物や背景、カメラアングルや動きを絵で具現化する。ディテールな演出で“ポンテール(ポン監督+ディテール)”という別名が付けられたのもこうした細やかさのためである。
中学生時代から映画監督を夢見ていたポン監督は1988年に延世(ヨンセ)大学の社会学科に入学し、本格的な映画演出家としての準備基礎を築いた。
大学時代に映画サークル「黄色い門」を作り活動していたポン監督は今年1月に発刊された延世同門会報とのインタビューで「サークルの出入り口に黄色いペイントが塗られていて名前が『黄色い門』だった」とエピソードを明かしもした。
彼は「その時代には“シネマ教徒”のようで映画を好きなことだけは変わっていない」と映画に対する深い愛情を示した。
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