「インタビュー」B1A4サンドゥル、“気楽に長く聴くことができる歌を歌いたい”

Q.力を抜いて楽に歌うボーカルの雰囲気と歌詞にこめられた物語を伝達するのにポイントをおいたのが今回のアルバムの強みでしょうか?
サンドゥル : 強みだというよりは、僕がそのように生きるために努力しています。力んで生きてみると荒くて粗悪な音がしたり、荒い考え方をしたりするので力を抜きたかったです。力を抜いて音を整理しようとボーカルレッスンもまた受けています。そんな歌を歌うために努力しています。それでこそ聴く人が気楽に長く聴くことができないでしょうか?

Q.今回のアルバムに自作曲「この愛」と「大丈夫です」も収録されました。良い歌をもらって歌うのも良いですが、自分が作った曲をタイトル曲にしたいという思いもあったと思いますが。
サンドゥル : そんな思いはなかったです。僕は曲を作るのがおもしろくて楽しいです。状況などを想像して歌詞を思い浮かべて歌ってみながらガイド録音まで終えるという歌が出る過程自体がおもしろいです。欲張って「今作ったのはタイトル曲だ」「僕が作ったから僕の曲がタイトル!」と主張するようなことはしたくありません。実は僕が作った歌に大きなインパクトがありません。むしろ「この愛」と「大丈夫です」はサンドゥルの歌なのかと思うほどに力を抜いた歌です。この歌手がどんな考えを持った歌手なのかがちょっとだけ表現された位です。皮肉なようですが、僕が持ったパワフルさやダイナミックなボーカルを100%見せることができる曲は作ることができないんです。僕が歌わないような曲、新しくて新鮮な歌だけが浮かんできます。一応(大衆に)お見せしたいカラーを少しずつ交ぜながら僕の感情を伝えたいと思っています。後でどうなるかわかりませんが、今はタイトル曲に対する欲は出ません(笑い)。

Q.サンドゥルのソロアルバムのためにB1A4のメンバーたちが率先して参加しました。シヌゥは自作曲「斜線」をプレゼントして入隊しましたね。自伝的な歌詞とダイナミックなメロディーが不思議な雰囲気を醸し出す歌です。
サンドゥル : 実は「斜線」はシヌゥ兄さんが僕にくれるために書いた歌ではなくて、B1A4が3人体制になりながらニューアルバムを準備しながらできた歌です。シヌゥ兄さんが曲を書くと曲のガイドはいつも僕が歌います。この歌も僕が歌いましたが、歌詞がとてもいいんです。シヌゥ兄さんが凝り性なんですが、本当に自分自身のような曲を作るんです。ハハ。この曲を一緒に歌えたら良かったですが、兄さんが軍隊に行くので兄さんに僕のソロ曲にほしいと頼みました。「斜線」がすなわちシヌゥ兄さんだと思って完全に表現したいという欲が一気に出ました。歌詞に焦点を合わせて聴いてもらったらいいと思います。多くの方が共感できる歌です。

Q.もうひとりのメンバーゴンチャンは「Love, always you」のフィーチャリングに参加しましたね。
サンドゥル : 率直に言えばチャンとデュエットアルバムを出したいという希望を込めて僕が無理に入れた曲です。ファンと歌を聴いた方は、サンドゥルとゴンチャンのデュエットを期待してくれるのではないかと思います。

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「インタビュー①」B1A4サンドゥル、”スランプでつらい時期に癒してくれたのは音楽だった”

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2019.06.04