防弾少年団RMが、10月24日にソウルオリンピック公園オリンピックホールで開催された「2018 大韓民国大衆文化芸術賞」の授賞式で花冠文化勲章を受けた。/ヒョン・セヒョン記者

◆ RM、彼の次の話が知りたい

グループのリーダーだ。言葉を口にするたびに聞く人をうなずかせるほどにトークが上手だ。年は幼いが、言うことがまるで通達した人のようで「若年寄り」というニックネームもある。グループをリードする役割をしながらも、いつも物静かで洗練された姿で防弾少年団の中心をしっかりとつかんでいる。デビュー初期にはサングラスをかけて登場して視線を集めたが、舞台の上でも下でもしっかりと自分自身の雰囲気を維持している。

歌は勿論、どんな状況でも自身の考えを明らかにすることを躊躇しない彼は、幼い頃は勉強もよく出来た。中学生の時にTOEICで850点を取るほどに頭脳明晰だったし、学校の成績も上位を維持した。高校2年の時の学校のIQテストは148だったという。tvNバラエティー番組「脳セク時代－問題的な男」の草創期のメンバーに抜擢されて、現在のBlock Bパク・キョンの席で活躍した。

RMは、2013年デビュー当時にあるメディアとのインタビューで、「世の中の動きを知るためにニュースの時事と社会面はいつも見ています」と語った。そのためか、彼が作った歌には社会問題が自然に溶け込んでいて、現在の悩みと心境も率直に歌われている。拒否感を感じないで一緒に考えさせてくれるというのが作詞家として彼の長所だ。

10月23日にiTunesなど有料音楽サイトや、防弾少年団の公式サウンドクラウドなどで7曲を収めたソロアルバム「mono.」を発表したRMは、2015年のミックステープ「RM」以来3年ぶりにひとりで完成させた音楽に変化を見せた。これまで防弾少年団のリーダーとして、また平凡な青年として生きながら感じた内容を正直に盛りこんだ。彼の本音は通じた。公開直後、アメリカ、タイ、スペイン、イギリス、チリ、ドイツなど88ヶ国と地域のiTunesのアルバムチャートで1位にランクされた。アメリカビルボードのメインアルバムチャートである「ビルボード 200」にも26位でランクインした。韓国のソロ歌手としては新記録だ。RMはこのアルバムについて「2016年初めから2018年までのRMを整理する音楽」だと紹介した。力は抜いたが、アルバムの完成度を再現したくて情熱を傾けて作業したと強調した。

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