Q.普段は歌詞を書くとき、どういうものにインスピレーションを受けますか?
いまはまだ、自分がすごい物語を書ける人だと思わないし、足りない人間なので、自分の物語を書くことが多いんですよ。なので、普段生活しながら、新しいことを感じたときはケータイのメモ帳に書いて、それを後で見て、そのワードを使ったりしています。
Q.韓国語と日本語とでは、どちらの方が書きやすいですか?
韓国語では自分が言いたいことを全部言えるので、もちろん韓国語の方が書きやすいです。あ、でも、いまは日本語も外国語って感じはしなくなってきたかな。頭で計算しながら話していた時期は終わって、韓国語を話すのと同じぐらいの感覚で話せるようになってきたから日本語の歌詞も前よりは時間がかからなくなってきました。
Q.そして、いまちょうどミュージカル「狂炎ソナタ」の稽古真っ最中ということですが、ミュージカルに初挑戦しながら、日々どんなことを感じていますか?
いまこのインタビューをしている時点で、あまり時間が残っていないので、今日も「ヤバイ、ヤバイ」って気持ちになって焦っていますよ(笑)。韓国に帰ってから、また集中してやらないと、って。いまも緊張しているんですけど、できる限り、自分が持っている力はぜんぶ出したいなと思っています。
Q.この作品に出演を決めた理由は?
初演の映像をもらって見たら、すごく感動して。台本も読んでみたら、すごく感動して、ぜひやってみたいなと。役者としての欲が出て、挑戦を決めました。上手くやれているかは、皆さんがステージを見て判断してください。
Q.シンさんが演じるのは、殺人を通して美しい曲を作り出す作曲家“J”役ですよね。ほかにも、Jの弱みを利用し、成功を企む教授“K”、Jの幼なじみでありJを正しい道へと導こうとする“S”というキャラクターも登場しますが、やはり自分でも“J”役が一番合っているという感じですか?
そうですね。現場でみんなが、「台本そのままの“J”はシンだね」と言ってくれています。作品の中で表現されている性格とかが、本当に似ていて。もちろん、自分とは違うところもあるので、そういうところは一緒にやる役者さんとか演出家さんと相談しながらやっています。
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