Q.そして、今回1年がかりで準備してきたという3度目の生誕祭が大盛況で終わりましたが、いかがでしたか?
(自身のパフォーマンスやトークで)満足できたところもあれば、できなかったところもあって…まだまだ頑張らないといけないなって思ったり。でも、久しぶりにファンの皆さんに会って、たくさんの方が来てくれたので、すごくありがたい気持ちでいっぱいでした。ミュージカルの稽古で忙しい中、ストレスとかもたまっていたんですけど、いつも応援してくれるファンの皆さんと会えたことだけでも、すごく力になったなと思います。
Q.トークコーナーでは、司会の古家正亨さんとのやり取りも息ぴったりで面白かったです。
ありがとうございます。古家さんとは、デビューの頃からの付き合いなので、頼りになるお父さん、みたいな存在です(笑)。
Q.“お兄さん”ではなく、“お父さん”なんですね(笑)。
お兄さんって呼びたいけど、考えていることとか、お話を聞いているだけで学ぶことが多いんです。楽屋ではお父さんと息子みたいな感じです(笑)。僕は日本語がまだまだ上手ではないので、皆さんに伝えたいことのおそらく70%しか伝えられていないんじゃないかって思うんです。言葉が足らない時もある。そんな僕のことを古家さんは全部わかって理解してくれてフォローしてくださるので、とても感謝しています。
Q.今回、セルフプロデュースをしたスペシャルフォトアルバム「W」の曲を披露しましたが、どのようなコンセプトで作ったんでしょうか?
いろいろ悩んで苦しかった時期があって…。アイドルとしてデビューした当時は、無我夢中だったしわからないことが多くて、ただ必死で走ってた気がします。でも歳を重ねていくうちに、考え方や価値観も少しずつ変化していくわけです。いま自分が思ったことを言ってもいいのかな? 黙っていた方がいいのかな? ってわからなくなることがあるんです。少年から大人になるそういう思春期とか、大人に成長していく過程とかを音楽と写真で表現したいなと思いました。そして曲を聴いてくれた方の力になれるものにしたかったんです。少年と大人の間を表現したかったので、「W」というタイトルにしました。僕が好きな「仮面ライダーW」の影響も少しありますけど(笑)。
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