2 年連続でのライブ出演となった欅坂 46 は、最新シングルから「Student Dance」でライブを開始。椅子やスマホを用いたパフォーマンスは、タイトルどおり学校の教室を彷彿とさせ、その演劇的なステージングから一瞬たりとも目が離せなかった。曲を終えると、キャプテンの菅井友香が「今年も VMAJ で受賞できて、とても嬉しいです」と挨拶してからヒットナンバー「アンビバレント」へ突入。激しさとしなやかさを併せ持つこの曲では、中盤にコール&レスポンスも用意され、フロアを一気に過熱させた。
この日 9 組目のライブアクトは、今年デビュー20 周年を迎えた aiko。いきなり代表曲のひとつ「カブトムシ」が披露されると、会場からは悲鳴のような歓声が鳴り響く。その伸びやかな歌声に、多くの観客がじっと聴き入る様子は、この日もっとも印象に残る場面だった。MC では aiko を敬愛する Official 髭男 dism を引き合いに出しつつ、「Official 髭男 dismはデビュー1 年で受賞したのに、私は 20 年かかったんです。だから、本当に本当に嬉しいんです!」と受賞の喜びを表現。
彼女のライブ恒例となった「男子! 女子! そうじゃない人!」のコール&レスポンスも飛び出し、続く「ストロー」で盛り上がりは最高潮を迎えた。
今年の VMAJ もついに佳境へ。最後のアクトである三浦大知は、メロウなダンスナンバー「飛行船」からライブを開始。
圧巻の歌声でオーディエンスを魅了したかと思えば、途中から加わったダンサーとともに迫真のダンスで緊張感を高めていく。曲が徐々に盛り上がっていく中、そのダンスの激しさも比例し、続く「Be Myself」では視覚的、体感的にさらなる極みを見せる。最後は三浦大知ひとりがステージに残り、大トリにふさわしい圧巻のソロダンスとともに長時間にわたるイベントを締めくくった。