-セヨンさん、カラムさんは今回どんな意気込みで臨もうと思っていますか?
セヨン:今回は仲良し3人でやるってどうなるかなって心配はあったんですよ。油断する部分も絶対あるんじゃないかなって。そうならないように、僕は頑張っています。そして、1人でサトルを演じるんですけど、ケンジを引っ張っていかなきゃいけないキャラだし、ケンジをもっと明るくするのがサトルの役目だと思っているんで、そこを意識して演じていきたいと思います。
カラム:僕は、才能はあるけど、努力しないタイプですからね~(笑)
セヨン:そうです。こっち(インジュン)はずっと努力をして、才能を作る感じなんですけど、こっち(カラム)は才能があっても努力はしないから。
カラム:実はですね。
セヨン:(カラムの言葉をさえぎって)うるせーよ!(笑)。舞台の上で才能を見せられる人だから、心配していないです。
カラム:言わして! この3人の中で、一番舞台経験があると思うんで、勝手にレベルを決めて、俺上手いんだろ、と思っていたんですけど、大きな勘違いでした。稽古入って、セヨンは上手いってことを知っていたんだけど、さらに上手くなっていたし、インジュンは初めての共演ですけど、“こんなにちゃんとできるんだっけ?”ってビビって、そこから焦って集中できなかったし。とにかく、今回は僕だけ頑張れば、良い舞台になりそうです。
セヨン&インジュン:そんなことないですよ!
セヨン:俺らが一緒に頑張らないと、良い舞台にならない。
カラム:だから、セヨンに頼っちゃいますね。僕が少し間違ったら、この子が大変になっちゃうから。セリフ自体がそうなんですよ。僕がヘンなところに引き込むと、一緒について来なくちゃいけないから。
インジュン:きっかけ的な言葉を全部こっちが持っているんですよ。
セヨン:ケンジがきっかけを出して、サトルがそのきっかけで内容を説明して引っ張っていく感じなんで。だから、きっかけを間違うと、いきなり後半になるかもしれない(笑)。
カラム:きっかけを間違った場合、セヨンがどう対応するのか、ってことも楽しみですね。
-命、死という重いテーマをコミカルに描いたストーリーということですが、見どころを教えてください。
カラム:自殺の仕方を2人で楽しみながら、探して試してみたり、結果自殺ヘルパーから手伝ってもらうんですけど、そこまでの2人とのやりとりっていうか。自殺に向けて、コミカルに舞台を引っ張っていくのが見どころです。
セヨン:めっちゃ甘いものを食べるのに、ちょっとだけしょっぱいのがくると、もっとおいしいじゃないですか。そんな感じで、面白さの中での感動がたくさんあって、すごい良い話だと思います。ただ面白いだけだったら、それが面白いと感じられないから。めっちゃ重いのは見たくないという人もいると思いますが、どっちも見せられる舞台だと思います。
カラム:なるほど、いろんな味が楽しめると。
インジュン:内容だけ聞くと、重い話だと予想しちゃうじゃないですか。でも、それをコミカルに演じるので、そこまで重くないし、内容もすごく分かりやすいし、伝えたいメッセージも分かりやすいと思います。
セヨン:自殺という言葉で、怖いと敬遠する方もいると思いますが、舞台を見てください! めちゃ明るくて、良い話だと思います。
(7ページに続く)