「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.19「女性脚本家の活躍」

女性は脚本家に向いている

男性の場合は、家計を支えなければいけない立場の人が多く、こうした徒弟制度のもとで脚本家を目指すという選択が難しい。
そういう点では、弟子入りしてから日の目を見るまでに辛抱できるのは、男性よりも女性なのである。
さらに、韓国には文学が好きな女性がとても多いという実情もある。

たとえば、カルチャーセンターが脚本家養成講座などを開催すると、受講生のほとんどは女性だ。つまり、予備軍の世界でも女性が男性を圧倒している。その傾向は、今後も続くだろう。
日本にも優秀な女性脚本家はたくさんいるが、韓国の場合は、女性脚本家が男性を凌駕する割合がはるかに高い。
おかげで、視聴者はとても面白いドラマを見ることができる。そういう意味でも、女性脚本家の活躍は大歓迎だ。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

2018.05.12