「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.19「女性脚本家の活躍」



2018.05.12

韓国のドラマ制作陣にも女性スタッフが目立つようになった

ドラマがヒットすると俳優や監督がクローズアップされるが、実は一番貢献しているのは脚本家かもしれない。究極的に言えば、ドラマが面白いかどうかは脚本家が創作するストーリーにかかっている。それは制作陣もよくわかっていて、「ドラマの面白さは1にも2にも脚本家次第」と口にするプロデューサーや監督は多い。それほど重要な脚本家だが、韓国のテレビドラマでは女性脚本家の活躍がとても目立っている。

独特な脚本家徒弟制度

韓国のテレビドラマの世界では、優秀な脚本家は男性より女性のほうが圧倒的に目立っている。
それはなぜなのだろうか。
主な理由は3つある。

1つ目は、男性の脚本家は映画を扱うことが多く、必然的にテレビドラマでは女性脚本家が起用されるケースが増えているのだ。
2つ目は、韓国のテレビドラマは家族愛を描いたものが多く、特に嫁や姑の問題がひんぱんにからんでくる。
そういう点では、実生活で家族の問題に直面したことが多い女性脚本家は向いている。その経験から細かい人間関係を描けるのだ。
3つ目の理由。これが実は一番大きいと言える。それは何かというと、韓国の独特な脚本家徒弟制度である。
脚本家になりたい人はまず有名な脚本家の弟子になって、そこで修業をしながら自分の作品を発表できるチャンスを待つのである。
平均すると、5年くらい徒弟制度のもとで経験を積んでいかなければならない。当然、その間は収入がない。

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