-皆さん、自分のパートは気に入っていますか?
ゴンヒ:僕はサビのパートを歌ったんですけど、もともとサビじゃなかったんですよ。ワルツの部分のパートだったんですけど、J.Dが「1番のサビはゴンヒお兄さんにあげましょう」って言ってくれて、サビをいただくことができました。チョルは僕がサビを歌うのを反対しましたが。
ワンチョル:ヨンウクの声がすごく良すぎて、1番のサビはヨンウクにしようかなって思っていたんです。でも、J.Dが。
ゴンヒ:無理やりね(笑)。
ワンチョル:ゴンヒの声はすごく好きなんですけど、ヨンウクの声が似合いすぎて、ゴンヒとパート交換しようかなと思ったんです。それをJ.Dが止めたんです。
ジュンシク:(ワンチョルに)いまも、サビはヨンウクのほうが似合っていると思ってる?
ワンチョル:いまはゴンヒもすごくいいです。
-ワンチョルさんとJ.Dさんは自分のパートも決めるわけじゃないですか。
ワンチョル:J.Dは正直、自分から「ここを歌いたい」って言わないから、先に「ここ」って決めました。
ジュンシク:結局、2人(ワンチョルとJ.D)が一番カッコいいところを歌っています。
ヨンウク:おいしいところを。でもその分、たしかにカッコいいです!
-メンバーの皆さんから見ると、ディレクションをするワンチョルさん、J.Dさんはどうでしたか?
ドゥファン:やっぱり長い間、僕たちのことを見ている同じメンバーなので、その場で分かち合えるものが多いですよね。これまでの作曲家の皆さんも優しくしてくださって、いいものを作れたんですけど、2人の場合は細かい注文がなくても、なんとなく言いたいことが一言で感じ取れる、いろんなことが分かるって感じですかね。
ヨンウク:普通は2人ともちょっと純粋なバカみたいなイメージなんですけど、仕事をしているときには、ちゃんとしていて、そのギャップがカッコいいですね。そこにみんながハマるんじゃないかなっていうことを感じました。
ゴンヒ:僕はレコーディングのとき、ちょっと複雑な気分でしたね。ワンチョルが何も言ってくれないし、ずっとため息ばっかりついているから(笑)。
ソンホ:僕のときも! 1回歌ってみたんですけど、自分の声があんまりよくなかったし、ワンチョルがなんか微妙な反応で、終わらせる感じだったんで、「もう1回歌っていい?」って聞いたら、「う、うん…」って。僕は「ここはこうだから、こうやってください」っていう言葉がほしかったのに、ワンチョルは「ま、うん、いいんじゃない」って歯切れが悪くて。
ワンチョル:実はもうちょっと多めにとりたかったんですけど、時間がギリギリで、直したいところだけ、ちょっとだけしたんです。ソンホは地声で歌いたかったんですけど、僕は地声を裏声にしてほしくて。
ソンホ:プロデューサーさんとワンチョルに「どっちがいい?」って聞いて、「こっちのほうがいいんじゃない」って決まったときも、ワンチョルは微妙な感じだったんで、すごくもどかしくて。はっきり言ってほしいなって。
ドゥファン:2人(ソンホとワンチョル)のスタイルがありまして、ソンホ兄さんもよくディレクティングしてくれるんですけど、ソンホ兄さんはストレートに言うタイプなんですよ。でも、ワンチョルは相手に傷ついてほしくないから、何回も何回も遠回しに言うんで、時間がかかるし、正直何を言っているのか分からないんです(笑)。
ワンチョル:いままでみんな、そんな風に思っていたんだぁ。
ドゥファン:優しさはものすごく感じるんですけど、僕たちメンバーは傷つかないから、直接言っていいよ、ってこと。
ワンチョル:ドゥファンとソンホにはこれからストレートに言います。
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