“アジアトップスター”チャン・グンソクx“悪役のマエストロ”ホ・ソンテ、豪華競演!
先読み不能な超S級ノンストップ・クライムサスペンス 「餌【ミッキ】」
<韓国史上最悪の詐欺事件>から8年、<不可解な連続殺人>が巻き起こる 謎多き事件を追いかける刑事が闇から暴き出す真相とはー?
U-NEXTで全編独占先行配信中、DVDでは12月6日リリースの第2弾で完結する話題作
■死んだはずのカリスマ詐欺師を追い詰める!?緊迫感溢れる展開から目が離せない!
映画のようなスケールで描かれる本格クライム・サスペンス「餌【ミッキ】」。
予測不能なストーリー展開とダークなタッチの映像で映し出される、見どころ満載の内容が見る者を圧倒する。チャン・グンソクが高い集中力で演じた刑事と、ホ・ソンテが怪演した詐欺師をはじめ、登場するすべてのキャラクターが丁寧に描き込まれ、群像劇としての面白さも十分。後半、より多彩な人物が入り乱れ、クライマックスに向けて物語は大きく動き出す。
■ピースはすべて出そろった。数々の事件の真相とつながりに息を呑む
刑事ク・ドハンが追う不可解な連続殺人事件と、詐欺師ノ・サンチョンの主導により多数の被害者を生んだ過去の巨額の投資詐欺事件。一見接点のなさそうな2つの事件の陰には、警察上層部と権力者の不正があり、それが被害を拡大させたことまでが前半で示された。中盤以降、バラバラに散らばったパズルのピースが少しずつ集まり、五里霧中だった一連の事件の真相がようやく明かされていく。最高に緊迫感に満ちている、その過程に注目したい。
■警察上層部と「被害者の会」の人々。各自の思惑が絡み合う、群像劇としての面白さ
なかなか顔を合わせることのないク・ドハンとノ・サンチョンの間を繋ぐのが、かつて詐欺事件の担当だったドハンの上司や、サンチョンに騙された被害者たちだ。サンチョンが逃亡先の中国で死亡したとの発表を信じない「被害者の会」の人々は独自に彼の痕跡を追っている。被害者遺族で記者のチョン・ナヨンもその一人。殺人事件の解決に執念を燃やすドハンは、詐欺事件への関心が薄く、当初ナヨンの切実さを理解しようとせず何かと衝突する。だが、そんなドハンも事件の捜査が進むうちに、詐欺の被害者たちの苦しみを知って考え方を変えていく。ドハンの変化を実感させるシーンは大きな見せ場となっている。後半描かれる「被害者の会」のメンバーそれぞれの事情と、彼らが織りなす人間模様もドラマを盛り上げた。ナヨンの母をはじめ、殺人事件の容疑者となるビョンジュン、ナヨンが兄のように慕っていたジェファンらメンバーが詐欺にはまった背景と、その後たどった悲惨な状況に胸を痛めずにはいられない。ただし、彼らも決して一枚岩とは言えず、サンチョンの追跡を巡って対立し争いもする。さらに被害者の中から、サンチョンのように騙す側に回る者が出現するという事態は衝撃的。人間誰しも完全な善人も悪人もいないとわかっていても、欲望に振り回されて傷つけ合う人々の姿に身をつまされるばかりだ。
(2ページに続く)