「取材レポ」ソ・イングク 日本デビュー10周年記念ファンコンサートが盛況裡に終了 「これからも一緒に良い思い出を作っていきましょう!」

続いて、どちらかを選ばなければならない「バランスゲーム」の時間。ここでは、ファンが選んだ答えを当てられなければ、ホワイトタイガーかトナカイのカチューシャを付けなければならない罰ゲームが準備されていた。
質問は「ソ・イングクと一緒に仕事するなら、上司か部下のどちらがいい?」というもの。ソ・イングクはファンは自分をこき使いたがるという理由から部下を選択。すると、ファン投票でも部下にしたいという投票が多く、正解を当ててピースをしてご満悦。正解を当てたため、罰ゲームは無くなったが、司会者からカチューシャを付けた姿がどうしても見たいと要求されると、ソ・イングクは「OKです」と快く受け入れ、トナカイの角のカチューシャを付けてくれた。赤と黒の薔薇や羽で飾られたカチューシャ姿と黒のスーツ姿が似合っているということで、この姿を写真に収めるフォトタイムの時間も設けられ、少し早いクリスマスプレゼントに。フォトタイムでは、さまざまなハートを作ってポーズをキメて、最後は「まんぞくですかー!」と日本語で叫び、ユーモアある人柄でファンを笑わせていた。
さらに、フォトタイムだけでは終わらず、TikTokで流行っている「嬉しいときにゃんにゃん」チャレンジにも挑戦することに。この例題映像を見た彼の表情が少し暗くなってしまったが「皆さんが楽しいのであれば気分がいいです」と、完璧にこのチャレンジをこなし、ファンを喜ばせていた

11年ぶりにミュージカルにも出演することが決まっているソ・イングク。ミュージカルについて聞かれると、彼は「ミュージカルに完全にはまっています。とても愛しています。だから、なんでこれを今更始めたのかと後悔しています。11年ぶりに行う2回目の作品ではあるのですが、これからもミュージカルをたくさんやろうと思っています。機会があれば、韓国の作品を日本でも上演することがあるそうなので、そのときが来るまでミュージカル俳優としてがんばっていきます」と力強く答え、ファンの期待感を高まらせた。ミュージカル「モンテ・クリスト伯」は韓国で11月21日から開幕されるが、この日は日本のファンのために劇中歌の「おまえたちに贈る地獄」という曲を特別に披露。ミュージカルのセットはないものの、ソ・イングクの迫力ある歌声に圧倒され、会場からは大きな拍手が送られた。

トークコーナーでは、ファン投票以外にファンが描いた絵を見る時間も設けられ、2022年にAAAで受賞した時の絵やドラマ「美男堂の事件手帳」、「ショッピング王ルイ」などの印象的なシーンの絵の他に、番外編として線と点だけでソ・イングクを表現したファンの絵も公開された。中でもホクロだけを描いただけでもソ・イングクとわかる点だけの絵にハマったソ・イングクは、絵を指しながら笑い続けることも。
ファンの愛情たっぷりの絵やメッセージを見た後は、ケーキもステージに登場。10周年を記念してファンをバックに記念撮影も行われた。
ここまでの時間を過ごしてきた感想を聞かれると、彼は「こうして、このような場を作ることができたのは皆さんのおかげだと思います。こちらにお越しになったファンの皆さん、そして来られなかったファンの皆さん、僕のファンの皆さん全員に、このようなステージに立てるようにしてくださったみなさんに感謝の気持ちを伝えたいです」と感謝の気持ちを伝えた。

トークがメインとなった1部の後は、ソ・イングクの歌声をたっぷり堪能できる2部へ。デビューから最近までの活動を振り返る映像が流れた後、「Fly Away!」という声が会場に響き渡ると、ステージ中央からソ・イングクが登場し、切ない別れを綴ったバラード曲「Fly Away」を披露した。サビの部分では、「一緒に」と客席にマイクを向けるとファンも大きな声で歌う。ソ・イングクの熱のこもった表現豊かな歌声には会場から大きな拍手が送られた。
歌い終わると、彼は「10年前ですよね。日本のデビュー曲『Fly Away』でした。久しぶりに歌ったのですが、さっきまで緊張していなかったのに、この歌を歌うことになったら突然昔の思い出が浮かんできて緊張してしまいました」と話す。会場に10年前から応援してくれているファンがたくさんいることがわかると、「すごいですね。ありがとうございます」と伝え「その時は本当によくわからなくて、未熟で日本語も本当に…今もわかりませんが(笑)。そういった状態で『Fly Away』を歌って日本で活動をしていましたが、辛かった記憶と幸せだった記憶が共存しています。活動をしながらファンの皆さんとたくさんコミュニケーションをとり、美味しいものも食べたりもして、幸せな記憶がたくさんあるのだと思いました」と振り返った。「僕は新人のころから今までたくさん成長したと思います。そして皆さんも一緒に成長していると思います。いつも変わらず僕のそばにいて素敵な思い出を作ってくださり、ありがとうございます。これからも何年経ってもよろしくお願いします」と語ると、「幼ない日」を優しい歌声で届け、アコースティックギターの音色が心地いい「笑って泣く」でエモーショナルな歌声を響かせ、曲の終盤ではパワフルな高音ボイスでファンを感動させた。
2曲続けて歌い終わると、すでに完成させている新曲がたくさんあることも明かしてくれた。10周年記念イベントということで、歌詞がまだついていない曲をアカペラで少し披露してくれる場面もあった。
続いて、「君という季節(JP)」の曲を紹介してからステージが暗転すると、客席から「サランへ(愛してる)と声が上がり、ソ・イングクも「僕も愛してるよ」と返してファンを喜ばせる。その後も次々とファンの声が飛び交い、その声ひとつひとつに返していくため、なかなか曲に入ることができず笑ってしまう場面もあったが、ファンとのコミュニケーションを楽しんでいたようだ。
柔らかなピアノのサウンドに甘い歌声が印象的な「My Love」では、ファンにマイクを向けて「一緒に!」と言って一緒に歌うことも。ファンの歌声を聞いて気分も上がったソ・イングクは軽やかにステージを歩き、「僕のそばだけにいて どこにも行かずに」と優しい笑顔を見せファンの心を満たした。
ドラマ「美男堂の事件手帳」のOST「君が好きだ」の紹介では、日本語で「君が好きだ」とかっこよくキメるが、すぐに気恥ずかしそうな表情を見せるも、そんな表情にもファンは胸キュン。さまざまな表情を見せ、ファンを楽しませていた。

2部の終盤を迎えると、ソ・イングクからの日本語の手紙の映像が流れた。
「こんにちは、ソ・イングクです。10周年のアルバムから今この場所、ファンコンサートまで来ることができ、言葉では表現できないくらい嬉しく幸せに思います。10年間日本の活動をしながら、とても楽しいことがたくさんありました。成長もしましたし、たくさんのことを学びました。そして何よりもこの時間を共にしてくれたファンの方々の愛と応援のおかげで今の私がいると思います。短いといえば短く、長いといえば長かった10年という歳月。私と一緒に大切な思い出を作ってくだありありがとうございます。これからも私と一緒に良い思い出を作っていきましょう。よろしくお願いします」

ファンへの感謝の気持ちを伝えると、日本デビュー10周年記念シングルに収録されているファンソング「Thank you」を披露。「いつまでも離さないよ 暗い闇の中の道を今も照らしている Thank you for your love いつもそばにいるよ」と真心を込めた歌声を届けた。そして、その真心を受け止めるように、ファンからの愛のメッセージも画面に映し出され、ソ・イングクとファンの絆もさらに深まったようだ。
続いて披露した「Flavor」の早口で歌うパートでは歌わずに、「ちょうはやい」と言ってファンを笑わせ、歌唱後にはラップパートのエピソードも明かしてくれた。彼は「さっき早い部分があったじゃないですか。できないんですよ(笑)。レコーディングをするときに本当に苦労しました。もともとは英語の歌詞にしようと思ったんですけど、その部分も正確に日本語で訳されたんです(笑)」と話し、このパートのレコーディングだけで1時間半かかったことも付け加えた。
そして最後の曲紹介へ。彼は「僕が歌手になれるようにしてくれた曲を歌いたいと思います。日本語にしたらとても可愛らしい言葉になりました。『呼ぶよ』」と伝え、2009年に発表したデビュー曲を披露。ペンライトが揺れると、彼もその動きに合わせながら体を揺らし、気持ちよく歌っていた。
最後に「ありがとう」と手を振ってステージを去っていったが、すぐに「ソ・イングク」コールと手拍子が沸き起こった。そして、大きな手拍子とアンコールが続くと、アンコールに応えて戻ってきたソ・イングクは、なんと客席から登場。ドラマ「応答せよ1997」OSTの「All For You」を歌いながら、ファンとハイタッチをして客席を回っていく。2階のファンに向けても「2階に上がって行けなくてごめんね。でも僕が愛してることはわかりますよね」と気遣いながら、できるだけ多くのファンに近づこうとしていた。
ステージに戻り歌い終えると、「ありがとうございます。後ろにいる皆さんも愛しています」というメッセージを最後に、約2時間半のファンコンサートは幕を閉じた。

取材:Korepo(KOREAREPORT.INC)

写真提供:(C)THE STAR PARTNER

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2023.11.20