「諦めずに走っていく」
紆余(うよ)曲折の末にカムバックしたグループ「OMEGA X」のメンバーたちが、7日午後4時に行われたミニアルバム「iykyk(if you know, you know)」のメディアショーケースで活動への覚悟を伝えた。
2021年にデビューした「OMEGA X」は、アイドルサバイバル番組出身者や、既存ボーイズグループ出身者で構成されたチームだ。韓国で正式に新アルバムを出して活動を始めるのは、昨年6月に1stフルアルバムを出して以降、1年5カ月ぶりになる。
「OMEGA X」は、元所属事務所Spireエンターテインメントの代表A氏を相手にした法廷争いを繰り広げるために長い空白期間を持った。メンバーたちがA氏から暴言や暴行およびセクハラを受けたと主張し、大きな波紋が起きた。「OMEGA X」は去る1月に専属契約効力停止の仮処分申請で勝訴した後、DANALエンターテインメントの関連会社であるIPQエンターテインメントに移籍し、カムバックアルバムを準備してきた。
この日、カムバックの感想を聞かれたジェハンは「1年5カ月ぶりにメンバーと一緒に『OMEGA X』としてカムバックできることになってうれしい。ファンの皆さんのおかげだという思いで、感謝の気持ちで幸せに一生懸命活動する」と話した。
イェチャンは、「『OMEGA X』という名前で再びステージに上がれるのか苦悶していた時期があった。だからなおさら今回のアルバムが奇跡のように感じられる。素敵なステージで恩返しする」と伝えた。
セビンは「1年5カ月の空白期間があったが、メンバーたちと友情はより深くなった。ステージを見ていただければ僕らのチームケミ(仲の良さ)を確認してもらえるだろう」と自信を示した。
カムバック準備の過程についてイェチャンは「それぞれの能力を向上させるために、音楽作業やダンスの練習を頑張りながら過ごした。夢のために心を一つにしてカムバックを準備した。おかげで、また違うスタートを爽やかでエネルギッシュにできたのだと思う」と話した。
彼らは新アルバムに、タイトル曲「JUNK FOOD」をはじめ、「LOUDER」「Touch」「HEY!」「ISLAND」の全5曲を収録した。
ジェンは「『OMEGA X』の新たな始まりを知らせるアルバムであり、小さいけれど確かな幸せを求める僕らの思いを収めたアルバム。これから諦めずに走っていくので、今後も応援してほしい」と頼んだ。
タイトル曲「JUNK FOOD」はトラップジャンルのヒップホップ曲で、ジョンフン、ハンギョム、ジェン、ジェハン、イェチャンなど数名のメンバーが作詞に参加した。
ハンギョムは「一度食べたらずっと食べずにいられないような中毒性の強いジャンクフードからインスピレーションを得て作業した曲」とした。ジョンフンは「洗練した感じを生かすことに重点を置いた」と強調した。
セビンは「『JUNK FOOD』が多くの方に“ソウルフード”のような音楽になってほしい」と話した。
「OMEGA X」はこの日午後6時、各種音楽プラットフォームを通じて新アルバムを発売しカムバック活動に突入する。
活動の目標についてセビンは「多くの方に『OMEGA X』のカラーを知らせること。僕らの音楽を一度でも聞いていただければありがたい」と話した。
テドンは「11人が一つになって夢を取り戻した。多くの方が僕らの話と歌に触れた時、“諦めない勇気”を感じてほしい」と話した。
ジェハンは「OMEGA X」の音楽の強みを“真心”とし、「空白期の間に、“きっとできる”と自信をもって曲を作り、伝えたい話を音楽で表現しようと思った。これから心を込めた音楽をお聞かせする」と明かした。
WOW!Korea提供