ユ・ジェソクは「実際、俳優としてのイム・シワンさんにとってある種の転換点になった場面は接見室で母親に会う場面」と述べた。シワンは「そうだ」として「そのシーンも私がソン・ガンホ先輩にたくさん叱られながら撮った」と明らかにした。
ユ・ジェソクは「ソン・ガンホさんに怒られたのか」と尋ね、シワンは「はい」と答えた。ユ・ジェソクが理由を尋ねるとシワンは「『発散していない』が主なポイントだったと思う。『悲しいなら悲しさを発散しろ」』と話した。シワンは「私はどんどん叱られるから、ある瞬間私も知らないうちに、何か分からない感情が私を導いてどんどん出てきた」と話した。
ユ・ジェソクは「このシーンがソン・ガンホさんに撮りながら叱られたものだ。『君の演技は今偽物だ。本物を表現しろ』と話されたんだね」と感嘆した。
シワンは「難しい場所にもとてもたくさん呼んでくださる。すごい大先輩だ。ボン・ジュノ監督も紹介してくださった。そして偶然会う先輩たちがおられるが、その先輩たちが私に話してくださるのは『ソン・ガンホ先輩があなたをとてもたくさん褒めていた』だった」と明らかにした。
続いてシワンは「ただ、ふたりだけでお酒を飲んでいるときは、ひと言も話されない」として「しばしばそんな時間を持つので、今ではソン・ガンホ先輩が何も言わなければ私もじっとしている」と明らかにして笑わせた。