バランスゲームの1回戦では自信満々のチ・チャンウクが勝利。2回戦ではファンが勝って3回戦へ。司会者の「勝つ自信はありますか?」という投げかけに「(日本語で)はい」と軽く返事をするが、目には闘志がみなぎっているように見える。そして、先行のファンが一つ積み上げて成功させると、チ・チャンウクの番へ。慎重にドラえもんを置こうとするが、バランスを崩してドラえもんが落ちそうになり、足だけがタイムマシンに乗った状態を箸でキープして、なんとか落とさないように必死になる彼。しかし力尽きてドラえもんが転げ落ち、あっさりと敗退。結局、“ゲーム下手”というレッテルを貼られてしまった。このゲームに勝ったあかつきには、チ・チャンウクと一緒に歌う約束をしていた声楽家のファン。バースデーソングを最後の部分だけハモるというファンの要望に応え、誕生日を迎えるすべての人に対して優しい歌声を届ける。最後のパートでは伸びやかな声でハモるファンの歌声が重なり、そのハーモニーに会場からは大きな拍手が送られた。
歌い終えると、彼は「嘘みたいです。僕のファンの中にあのように才能に溢れた方がたくさんいらっしゃるということが嘘みたいで信じられないです」と驚き、「これから歌わなければならないのですが、恥ずかしいです(笑)」と、たじたじに。
続く「告白 チャンウク」というテーマでは、ドラマ「都会の男女の恋愛法」がルーレットで選ばれ、セルフ結婚式をするシーンを抽選で当たったファンと再現することになった。ここでは「僕がそちらに行きます」と言って客席に降りてファンの元へ。黄色い声援が飛び交う中、当選者のファンの頭に花飾りを乗せてブーケを渡し、ツーショット撮影をしてプレゼント。結婚式のシーンを再現してステージに戻ってきた彼は「(ファンと近くで会えて)とても嬉しかったです。でも時間が短かったので残念でした。しかも結婚したのに、少ししか一緒にいられなかったので残念でしたね」と話した。残念がっていた彼だが、ファンとのコミュニケーションの場は続き、マルバツクイズをして最後まで残ったファンにチョコレートをプレゼントしてくれるという。TMIクイズとして出題された質問には、「デートでカップル繋ぎをするか?」にバツ、「パジャマの色はホワイトだ」にマル、「僕は愛嬌よりもセクシーなほうだと思っている」に愛嬌があるということでバツを選択。後半の質問はその場で挑戦するような問題になり、「ホールインワンを3個中2個正解できる」という質問は、ゲーム下手のレッテルを貼られたことから、ファンはほとんどがバツを挙げていた。そして頑張って挑戦したがすべて外してしまい、バツ。「チュッパチャプスを10秒以内に袋から出せる」という質問では焦りながらも時間内に袋から出すことに成功させ、誇らしげにチュッパチャプスを高々と突き上げた。闘争心に火がついた彼は「サインにかかる時間は3秒以内だ」という質問にもやる気満々で、ペンを持つ手にも力が入る。これも時間内に終わらせてニンマリ。「鯛焼きを尻尾から食べる」という質問では、鯛焼きをじっと見つめてから、尻尾を勢いよくかぶりついてマル。ここまでの質問で30名のファンが残り、チョコレートがプレゼントされた。
「あなたが願いを言えば Happy New Year」というコーナーでは、事前に募集したファンの願いを叶えつつ、タンブラーやフォトカード、サイン色紙が入った福袋を抽選で3名にプレゼント。手術を控えたファンや仕事を頑張りたいというファンが願う励ましの言葉をかけて、ファンの心を満たした。
そして、1部の最後には「2023年は皆さんにとって一日一日が魔法のような素敵な日になって欲しい」というメッセージを伝え、ドラマ「アンナラスマナラ-魔法の旋律-」の「あなたは魔法を信じますか?」を披露。神秘的で壮大なサウンドにのせて伸びやかな歌声を響かせた。
イベントの2部は、ドラマ「都会の男女の恋愛法」OSTの「こんな僕はどうですか?」とチ・チャンウクが個人的に好きだというYun DDan DDanの「君に会いたい夜」を披露。好きな人に対する熱い想いを甘い歌声にのせて歌い、ファンの心をとろけさせた。
「ロマンチックホリデー」と題された2部は、チ・チャンウクとファンだけの時間を楽しむために、司会者はいない状態で進行。気楽に話すと言って敬語をやめてファンと友だちのように接していき、ファンとチ・チャンウクの距離もグッと縮まっていく。
「チ・チャンウク4カット」というコーナーでは、韓国で流行っているプリクラのようにいろんなポーズをして写真を撮っていく“人生4カット”を実行。抽選で当たったファンとチ・チャンウクをビジョンに映し出してツーショット写真のように見せ、さまざまなポーズを撮っていく。頬をツンツンするポーズや一緒に大きなハートを作るポーズなど、実際に隣同士でいないにも関わらず、楽しそうに撮影していき会場はほっこりとしたあたたかい雰囲気に包まれた。撮影した写真は現像してプレゼントされるということで、彼は「写真を撮った人たちはロビーに行って必ず持って帰らなきゃダメだよ。忘れたらどこまでも追いかけて行くから(笑)」と念押しし、「一緒に写真を撮れなかった人もいるから一緒に写真を撮ろうか」と言って撮影タイムが設けられた。
撮影タイムが終わると、「皆さんへの僕の気持ちを歌で表現したい」と言ってチャン・ボムジュンの「Go Back」をあたたかい歌声で届け、続けてドラマ「ファーストキスだけ7回目」OSTの「Kissing You」を笑顔で披露。会場からは手拍子が巻き起こり、会場の空気も一気に盛り上がっていく。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、クロージングの時間に。彼は「早くマスクを取った皆さんの顔を見たいと公演の間ずっと考えていました。一日も早くマスクを取った状態で顔を向け合えられるような日が来ることを期待しています。残念ながら最後の曲になりました。いつも僕のことを応援してくださり、そして遠くにいるにも関わらず僕のことを支持して力をくださる皆さんを見ると本当に大きなエネルギーを持ち帰れそうです。なんだか、今回は僕にとって新しいスタートだと思わせてくれた気がします。これからもよろしくお願いします」と伝えると、大きな拍手が会場に響き渡った。
そして、最後の曲を前に日本語の手紙を準備してきてくれた。
「愛するあなたへ 2023年初めてあなたに会いに行く道 あなたを考えると笑みがこぼれました。 あなたも同じかなと気になります。 あなたの思いはいつも僕に届いています。 今日、ぼくの告白はあなたに届きましたか? いつも、ありがとうございます。 思いを全部伝えられなくて残念です。 あなたと一緒なら僕は幸せです。 愛しています。また会える日を待ちながら。 幸せな年になりますように。 2023年2月3日 あなたのチャンウクより」
そして、彼は「頑張って準備した日本の曲なのですが、あたたかく見守ってくれたら嬉しいです」と伝え、米津玄師の「Lemon」をエモーショナルに歌い上げ、イベント本編を感動的に締めくくった。
アンコールでは、ドラマ「あやしいパートナー~Destiny Lovers~」OSTの「君を好きな101の理由」をしっとりと歌唱。
歌い終わると「みなさん、ありがとうございます。大阪に続いて、横浜でもみなさんに会うことができて、とても嬉しくて感謝していますし、幸せです。今年からは日本でさまざまな活動をしていこうと計画を立てているので、みなさんと会えるチャンスがたくさんあると思います。たくさん期待してください」と、ファンとの再会の約束をすると大歓声が巻き起こった。そして日本語で「横浜、最高です。忘れられません」と伝え、アンコール最後の曲としてドラマ「ヒーラー~最高の恋人~」OSTの「守ってあげる」を披露。客席を眺めながらステージをゆっくりと歩いて微笑み、「僕を笑顔にしてくれるきみだから」という歌詞の部分では客席に向かって手を伸ばしながら感情込めて歌い、ファンを惹きつけた。
歌い終えると、客席に降りてファンサービスもたっぷり。近い距離でファンとあいさつしてからステージに戻ると、「ありがとうございまーす! また会いましょう。愛しています」と笑顔で伝え、深々とお辞儀をしてステージを去って行った。
ファンミーティング終了後には、観客を一人一人見送る時間も設けられファンの心を満たしたチ・チャンウク。彼の愛の詰った歌や普段見ることのできないようなお茶目で負けず嫌いな素顔が垣間見えるファンミーティングは、大きな盛り上がりをみせて幕を閉じた。
取材:Korepo(KOREAREPORT.INC)
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