今年初めに大規模な海外投資を誘致し、世界的な成長への志を見せたカカオエンターテイメントが世界市場に的を合わせたプレミアムコンテンツIPの制作を一層拡大し、グローバルスタジオとしての歩みを本格化している。
カカオエンターテインメントは2023年に安定したスタジオ体制を土台に傘下の制作子会社と共にドラマや映画など約30編を企画し制作すると2日に明らかにした。これは約20編のドラマと映画を制作した昨年よりもより拡大した規模だ。現在企画制作中の作品のうち約10編はすでに今年グローバルOTT、スクリーン、TVなどを通じて公開を確定し、現在プラットフォームと協議中の作品も近いうちに公開日程を確定する予定だ。
昨年、傘下の制作会社とのマルチレーベル体制を基盤に多数のヒット作を披露して競争力を認められたカカオエンターテインメントは、今年さらにしっかりした制作ラインナップを備えてグローバルスタジオとしての足場をさらに固めるという計画だ。特にカカオエンターテイメントは「京城クリーチャー」など本社と子会社の共同制作はもちろん、「最悪の悪」や「勝負」など力量ある子会社間の共同プロジェクトもさらに拡大し、グローバルスタジオとして独歩的な競争力を強化する予定だ。
カカオエンターテイメントのチャン・セジョン映像事業部門長は「安定的に構築されたスタジオ体系を高度化し、卓越したクリエイティブと制作能力を備えた子会社とのシナジーをさらに強化する予定」として「これを通じてグローバル市場に的を合わせたプレミアムコンテンツIPの多角化に力を尽くす」と明らかにした。続いて「昨年はカカオエンターテイメントの競争力と成長力を証明したならば、これをもとに2023年はKコンテンツを代表するグローバルスタジオとしての地位をさらに強固にし、世界エンターテイメント産業での影響力をさらに拡大していく」と付け加えた。
昨年「ナルコの神(スリナム)」、「ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え」などグローバルOTTシリーズで海外全域を魅了したカカオエンターテインメントは、2023年にもグローバルOTTとの強力なパートナーシップをもとに作品企画と開発に拍車をかける。早くもプラットフォームを確定したNetflixシリーズ「京城クリーチャー」と「盗賊:剣の詩」、Netflix映画「勝負」、Disney+「レース」と「最悪の悪」などは今年公開される予定で、すでに海外ファンの期待を一身に受けている。クリーチャースリラーからアクション活劇、犯罪アクションなど多様なジャンルとテーマでKコンテンツのもうひとつの魅力を披露して全世界の視聴者を魅了する計画だ。
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