2023年1月13日(金)神奈川県・KT Zepp Yokohamaにて、ドラマ「今、私たちの学校は…」や「代理リベンジ」で注目を集めている若手俳優ロモンの自身初となる来日ファンミーティング「LOMON’s Special Day in Japan」が開催された。イベントは昼・夜の2回にわたって行われ、ドラマのエピソードトークやゲーム、歌などを披露し、ファンとの楽しい時間を過ごした。本記事では夜公演をレポートする。
開演時間が過ぎて場内が暗転しオープニング映像が流れると、いよいよファンミーティングがスタート。ファンの熱い視線がステージに注がれる中、薄暗いステージにシルエットが見えただけで、客席からは歓喜の声が聞こえてきた。そして、低くて甘い歌声とアコースティックギターの音色が会場に響くとステージが明るくなり、スカイブルーのニットを着たロモンの姿が見えはじめる。恋に落ちた男性の素直な気持ちが込められた「I’m In Love」(Colde Ver.)を、マイクを両手で握りしめて歌う姿にファンはうっとり。ステージの端から端までを歩いて手を振り、「君はとても美しい」という歌詞の部分では客席の方に手を伸ばして歌い、ファンに対する愛を表現した。
「ありがとうございます」と歌い終わってお辞儀をし、「みなさん、こんにちは、ロモンです」と日本語であいさつすると、大きな拍手が会場を包み込む。
昼公演は記憶がないくらい緊張していたというロモン。司会者の古家正亨に「1部と比べて硬さがなくなった」と言われると「今回は楽しんでみたいと思いました」と笑顔を見せた。そして「(昼公演を終えて)もっと緊張を解してから僕の気持ちを伝えられれば良かったなと思ったので、夜公演では果敢に行きたいと思います!」と意気込み、緊張はほぼ解れた様子。
ここで古家に「カッコ良い言葉でオープニングを締めくくって欲しい」と要求され、日本語での決め台詞を教えてもらうと、「俺についてこい」と低い声で披露するやいなや、会場からは黄色い悲鳴が湧き上がった。
会場もあたたまったところで、ドラマのトークコーナーがスタート。
まずは2022年11月9日よりディズニープラスで独占配信しているドラマ「代理リベンジ」について。初主演作の紹介を始めたロモンは「『代理リベンジ』は主人公のオク・チャンミが双子の兄の死の真相を解明するために転校してきて、僕が演じたチ・スホンという役はお母さんの病院の治療費を稼ぐために・・・、お母さんの病院費を稼ぐために・・・」とまだ少し緊張気味。古家に「大丈夫ですよ、ゆっくり言っても」と言われると続けて、「復讐代行をします。そんな2人がある事件に巻き込まれて物語が展開していく好刺激ハイティーン復讐スリラーです」と無事に言い終わってほっと笑顔を見せる。
演じる上で難しかった部分を聞かれると「演技的にもアクション的にも難しかったのですが、挑戦するような役柄だったと思います。アクションが多い作品なので、アクションをする上で難しいというよりも上手くやりたいという気持ちが強かったです。なので、難しいという気持ちは捨てて、とにかく上手くやろうという気持ちで一生懸命撮影しました。ワンシーンワンシーン、成長する姿をお見せできたようで、幸いにも監督にもたくさん褒めていただきました。僕自身も画面を見て、悪くないなと思いました」と振り返った。
撮影当時の写真を見ながらのトークでは、椅子に座った状態で手足を縛られながらも楽しそうに写真を撮られている様子の写真が公開された。これについてロモンは「劇中で僕が拉致されたのですが、テープで縛られている状態でした。テープを1~2回巻かれるのではなく、何重にもなっていたました。休み時間の度にそれを解いてまた縛るには時間がかかってしまうので、休み時間の度に・・・」と言ってから実際にピョンピョンと跳ねて再現して、「(テープを解かずに)こうして移動しながら、コーヒーを飲みに行ったり仲間と写真を撮ったりしていました(笑)」と話して笑いを誘った。
子供用の乗り物に乗って無邪気な笑顔を見せている写真については「サーキットの撮影をしに行ったんですけど、昼ご飯を食べてから外に出てみたらこの乗り物がありました。僕は怖い乗り物に乗れないのですが、これは挑戦してみようと思って小銭を入れて、本当は乗ってはいけないのですが乗りました」と答え、ユーモアあふれる一面も。
写真でもイベント中でも笑顔を絶やさないロモンの姿に、古家が「笑顔の管理をしているのか」と聞くと「普段からこんなふうにポジティブな気持ちで笑うようにしています」と笑顔を見せた。撮影現場もその笑顔が絶えないような明るい雰囲気だったという。「今回の作品も学園ものだったので、年齢の近い同じ世代の人たちとの撮影でした。なので、コミュニケーションもしっかりとれて、みんなのエネルギーも良くて明るい人たちだったので、たくさんの力をいただくことができました」と当時を振り返った。また、好きな台詞については「今、正義感に溢れた台詞を思い出したのですが『罪があれば罰を受けなければいけない』という台詞でした」と話すと、会場からは共感の拍手が起きた。
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