「イベントレポ」N.Flyingがインディーズ時代から9年越しの念願、Zeppツアー開催 先輩FTISLANDも応援にかけつけ、「今のN.Flyingは最強!」

「日本が大好きな僕たちは、日本のカバーソングをYouTubeにたくさんアップしていますが、きっとこの曲が聴きたいんじゃないかなという曲を用意してきました」というフェスンのコメントに続き、アニメ『鬼滅の刃』の「紅蓮華」カバーを熱唱。この曲をきっかけにさらに勢いを付け、N.Flyingらしいミクスチャーロック曲「Lupin」、「ギガマッキョ -Japanese ver.-」などでフロアを熱くした。

本編最後のMCでは、10月17日に8thミニアルバム『Dearest』での韓国カムバックが告げれらると、フェスンがマイクスタンドに手をかけて「やりたいんですけど~」とリーダーのスンヒョプにおねだり。「ちょっとだけ」(スンヒョプ)という許可が出て、タイトル曲「I Like You」を1フレーズだけ先行生演奏してくれるというサプライズも。さらに、「FTISLAND先輩が見に来てくれています。昨日のリハーサルにも来てくださったおかげで、今日、いいライブができました。いつも見守ってくださって、ありがとうございます!」(スンヒョプ)というと、FTISLANDのメンバーは立ち上がって手を振り、先輩たちが見守る中、日本初披露曲「Moonshot」から代表曲「Rooftop -Japanese ver.-」までのラストスパートを駆け抜けた。

手拍子に導かれアンコールに登場した5人はリラックスした表情で「Oh really.」を歌うと、最後の挨拶で「今日は僕の人生で一番大切な思い出を作ってくださってありがとうございます。この思い出をみんなと作れて幸せです。これからも宜しくおねがいします!」(ドンソン)、「長い時間お待たせしてすみませんでした。そして素敵な時間を僕たちと過ごしてくれて、ありがとうございます。僕たちは今まで通り、皆さんが幸せになれるように頑張り続けます」(チャ・フン)、「ドラマ撮影で一人の時は、皆さんの応援が心強かったです。今回はN.Flyingのジェヒョンとして皆さんと会えて、もっと幸せです。皆さんのテンション、ヤバすぎ!」(ジェヒョン)、「初めて日本に来たときから、メンバーがどれだけZeppツアーをやりたいかという話をきいていました。だから今日、本当に楽しみにしていました。このステージに立つまで長い時間がかかりましたが、皆さんとこんなに楽しい時間を過ごせて幸せです。いつも隣にいてくれてありがとうございます。何十年先までも、一緒にいましょう!」(フェスン)、「皆さんがそばにいるから、僕たちは大好きな音楽を、大好きなバンドを続けています。これからのN.Flyingにもっともっと期待してください。皆さんが待っていてくれた時間を忘れずに、いつも僕たちを近くに感じられる音楽をこれからも届けます。皆さんの今日が幸せな時間だったら僕たちも幸せです!」(スンヒョプ)と感謝と2年越しのリベンジツアーにかけていた想いを語った。最後の「Pardon?」が終わっても拍手が止まず、5人が丸くなって相談し、Wアンコールとして「Songbird」を急遽演奏。そして、最後はFTISLANDもステージに乱入して、記念撮影を行った。

スンヒョプが「韓国でもたくさんライブをして強くなった」と言っていたように、日本でライブができない間、韓国で着実に実力と人気を伸ばしてきたN.Flying。デビュー前からの念願のZeppツアーが叶ったが、先輩たちのようにまだまだ武道館やアリーナへの道が続いている。2年間の遅れを取り戻すためにも、今後の更なる精力的な活動に期待したい。この後N.Flyingは、12月に再びFNCのファミリーコンサート「FNC KINGDOM」(12月17日(土)、18日(日)@幕張メッセ)で来日ライブを予定している。

取材・文/坂本ゆかり

2022.11.14