女優としてのジョイ(RedVevet)の活躍を振り返る


今回は、女優としてのジョイ(RedVevet)の活躍を振り返ってみたい。

韓国ガールズグループ「RedVelvet」として2014年にSMエンターテインメントからデビューしたジョイ。アイドルデビューを8年目に迎えた現在でも、彼女たちのグループは人気が高い。新曲とともにカムバックすれば音楽番組や配信チャートで1位を獲得するのは、ほぼ当たり前になっている。今年発売した7thミニアルバム「The ReVe Festival 2022 - Feel My Rhythm」のタイトル曲「Feel My Rhythm」でも、サビ前にジョイが歌う「花びらを飛ばして 爆竹をもっと大きく弾けさせて」というフレーズが振付とともに大流行した。
そんな彼女だが、2017年を皮切りに女優としても大活躍している。今回は、女優としてのジョイの活躍を振り返ってみようと思う。

2017年放送の韓国ドラマ「彼女は嘘を愛しすぎている」でドラマデビュ―し、同時に主演をつとめた。日本の漫画が原作で、日本でも映画制作された人気作品を韓国でリメイクした。ジョイは劇中でクリュードプレイというバンドが大好きな、歌唱力抜群の女子高生役を演じた。初めての演技にも関わらず、1人の天才作曲家によって人生が目まぐるしく変わっていくとともに、段々とその作曲家へ恋心を抱いていくという難役を初演技でやり遂げた。劇中では歌も披露しており、OSTも担当した。この作品でOSEN Cable TV Awardsの新人賞を受賞している。

翌年2018年には韓国ドラマ「偉大な誘惑者」で、俳優ウ・ドファン演じるシヒョンに徐々に心を奪われていく大学生テヒ役を演じた。1782年にフランスで発表された「危険な関係」を原作としたこの作品は、単なるゲームのつもりで始めた恋愛が、徐々に本心で惹かれあってしまうという古典的な恋愛を題材としつつ、過去のトラウマやその2人をとりまく家族・仲間たちの憎悪や不思議な縁を描くことで、新鮮な作品に生まれ変わった。ジョイは劇中で、シヒョンやその友人たちに翻弄されつつも夢を真っすぐに追い求める女子大生を演じ、前作よりもより成熟した演技を視聴者に見せた。

その後、約3年7か月ぶりに女優業へ復帰したジョイ。2021年に放送された、韓国ドラマ「ただ1人だけ」に出演した。この作品では、インフルエンサー・ショッピングモールのオーナーであるソン・ミド役を演じた。華やかに暮らしていたミドだが、ある日突然肺がんの末期であることを知り、自分の命があまり長くないことを知る。愛されようと一所懸命に生きてきたが、その目標が病気によって途絶えてしまった悲しみを、表情豊かに演じた。

そして、現在放送・配信中の韓国ドラマ「田舎町ダイアリーズ」では、田舎の交番巡査をしているアン・ジャヨン役を演じている。この作品では、俳優チュ・ヨンウが演じる獣医ハン・ジユルと、俳優ペク・ソンチョルが演じる農業後継者イ・サンヒョンとの三角関係を描いたラブコメディに挑戦している。
これまでラブストーリーやヒューマンドラマに出演し、短期間で演技力を磨いてきたジョイ。アイドルという職業で培った、豊かな表現力や演じきる力を今作でも堪能できるのだろうか。これからもアイドル・女優ジョイから目が離せない。

WOW!Korea提供

2022.10.02