「個別インタビュー」SHIN WONHO(シン・ウォンホ)「辞めようと思った瞬間もあった」 15周年で語る再出発と「ONE」に込めた想い

「もう辞めてしまおうかと思った瞬間もありました」――。
デビューから15年。グループ活動の休止、兵役、そして活動再開。さまざまな転機を経験してきたSHIN WONHO(シン・ウォンホ)が、初の正式ミニアルバム「ONE」(3月4日リリース)とともにこれまでの歩みを振り返った。支え続けてくれたファンへの思い、そして次なる夢。15年分の時間を経た“今の本音”を語ってくれた。

――デビューから15周年を迎えました。今振り返ってみて、一番大きく変わったと感じる部分はどこですか。

変わっていないのはどこかというくらい、僕の全てが変わりました。15年前の自分とは、まるで別人なんじゃないでしょうか。

――そうなんですね。以前はできたけど、できなくなったことなどはありますか?

朝起きられなくなりました!(笑)今は昼12時に起きます。

 

――アイドルグループ活動、ドラマ、ミュージカル、ラジオDJなど、さまざまな分野を経験されてきましたが、それぞれの経験は今の音楽活動にどのように繋がっていると感じますか。

グループ活動でたくさんのステージを経験しましたし、ドラマでは人の感情を勉強しました。そしてミュージカルでは歌と表現力を学び、ラジオDJでは日本語でしゃべるという経験を積みました。その全てが今の音楽に繋がっていて、自分が表現したい音楽を手伝っていると思います。

もちろん、まだ完璧な歌手ではないかもしれませんが、それでも自分の中ではさまざまな経験を通じて成長したと思います。

 

――15年という時間の中で、「続けることが一番難しかった瞬間」を教えてください。

7~8年やってきたグループ活動が休止になった時です。今でもその瞬間を思い出すとトラウマ級くらい(笑)。それくらい自分の全てをかけてやってきたものでした。そんな、全てをかけていたものが「終わった」と思った瞬間は、もう辞めてしまおうかとも思いました。

 

――それでは「続けてきてよかったと心から思えた瞬間」を教えてください。

兵役もあって少し活動をお休みした後、日本でファンミーティングをした時です。ラジオはファンミーティングの少し前に復帰させていただいていたので、ラジオのみなさんも復帰を歓迎してくれましたが、ファンミーティングでは実際にたくさんのファンのみなさんが目の前に来てくださってびっくりしました。「この人たちがいるから僕が存在している!」と感じた瞬間でした。

――初の正式ミニアルバムのタイトルを「ONE」にした理由を、改めてご自身の言葉で教えてください。

15年間活動してきた中で、これまではグッズや音源配信で曲を出してきたんですが、アルバムという形では今回が初なんですよね。信じられないことに。なので、まだ夢の中にいるみたいです。

15年間で出会った全てのファンのみなさんの時間、縁、そしてこうして今取材してくださっている編集部の方やスタッフさんも、みんな全部含めて「ONE」です!

 

――このアルバムには「これまで出会ってきたすべてが自分を形作っている」という意味が込められているそうですが、特に強く影響を受けた“出会い”や“縁”はありますか。

当たり前すぎますが、ファンのみなさん!

こんなことはもう当たり前なので言って良いのかどうかってくらいですよね(笑)。

僕の存在する理由がファンのみなさんでもあります。

僕のファンのみなさんの中には、練習生の頃から、デビュー当初から応援してくれている長い“縁”の方もいらっしゃいます。

それに、事務所の方に「ファンのみなさんを一番大事に」と言われた言葉にも強く影響を受けました。いつも、どこに行っても単に「ファン」ではなく「ファンのみなさん」と言うように教わりました。当時はあまり違いがわからなかったので理解できませんでしたが、今はその意味をよく理解しています。

 

――今回は曲の選定から録音までセルフプロデュースされたとのことですが、これまでの制作と比べて一番違いを感じた点はどこでしたか。

……難しいです。

アイドル時代であれば、僕の場合は事務所から提供される曲を歌って、教えてもらうダンスを踊って……と、受け取ってやればよかったんですよね。それが大変なこともあり、楽しいことでもあったんですが。

今回はアーティストとしてひとりでやってみることになり、まず曲を集めること自体が人生で初めての経験でした。作曲家さんへどう依頼をするか……そこから自分でしました。そして、なんとかして曲を頂いたら、今度は100曲を超える中から2曲を選ぶ作業……どうやってやったらいいのか……!それで仕上がったミニアルバムが「ONE」です。

レコーディングは1人では難しいので、手伝ってくださる方も必要でしたが、その部分も僕が探してオファーしました。曲のニュアンスも、自分のイメージに合う方にお願いすることができました。

 

――「ONE」は“手紙のようなアルバム”だと紹介されていますが、もしこの手紙を一番最初に読んでほしい相手がいるとしたら、誰を思い浮かべますか。

ファンのみなさん……って言いそうじゃないですか?!

 

――違うんですか?!

自分へ向けての手紙です。そして世界の全ての人に伝えたい手紙です。

(2ページに続く)

2026.02.28