俳優コン・ユが、「静かなる海」出演に対する思いを明らかにした。
コン・ユは30日午後、ビデオインタビューを行った。
「静かなる海」は、必須資源の枯渇で荒廃した近未来の地球で、特殊任務を受けて月に捨てられた研究基地に向かった精鋭隊員たちの話を描いた。
劇中コン・ユは、宇宙航空局の最年少探査隊長ハン・ユンジェ役で熱演を繰り広げた。彼は元軍人で荒々しく冷静に育ってきた人物を表現しようと肌を黒く焼いてタトゥーをするなど外的な要素まで細心に設計するという努力を注いだ。
この日、コン・ユは「『静かなる海』はかなり満足のいく結果物だと考えながら見た」として「空想科学だが、人文学の話をしていて良かった。作業する時も次世代のために今の世代の犠牲だと考えながら演じた」と明らかにした。
そして彼は「この作品はシナリオをもらって、最初から好き嫌いが当然分かれるだろうと予想した。ジャンルがジャンルなものだから、もっとそうだと思った。SFジャンルは特に接近する観点が多様なので、そのように予想した」と淡々と眺めた。
続いて「ただ、いろいろな結果物を見ながら数値が絶対的な基準になってはいけないという心配はした。私たちが一等になろうとドラマを作るわけではないから。それが絶対的な基準になることはできないと見るが、そう思う方がいるかもしれないと思って心配した」と話した。
コン・ユは「韓国がSFジャンルの不毛地であるだけに、『静かなる海』は意味のある、かなり素晴らしい第一歩だったと思う。『やってみなければわからない』というのが、この作品をしながらさらに感じたことだ。『静かなる海』が踏み台となってノウハウが発展するきっかけになったという自負心を感じる」と伝えた。
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