まるでイベント業者のような3人が準備万端で向かい、イ・ジョンシンがドアを開けると、玄関口でジョン・ヨンファはギターを弾いてバースデーソングを歌い、カン・ミンヒョクは紙製おもちゃのピーヒャラ笛を吹いて誕生日を盛大に(?)祝福。ところが、イ・ジョンシンに大きなミスを指摘された3人。
ケーキのろうそくが「32」になっていたのだ。本来「31」でなくてはいけないのに、イ・ジョンシンと同い年のカン・ミンヒョクが、自分の年齢を32歳(数え年)だと勘違いしていて、自分が32歳だから、当然イ・ジョンシンも32歳だと思ったらしい。それに誰も気づかないというのがすごいが、メンバーたちは年齢には執着していないということだろう。
そして、イ・ジョンシンが作ったコチュジャンスジェビ(コチュジャン辛煮込みすいとん)とイ・ジョンシンのお母さんが送ってくれたという秋夕(チュソク、中秋節)料理で食事をしたメンバーたち。なぜコチュジャンスジェビかというと、イ・ジョンシンの作るコチュジャンスジェビはトッポッキの味がして、ジョン・ヨンファの大好物なのだとか。次はいつ作るのかと聞くぐらい好きだそうで、メンバーの手料理が食べたくて催促するというグループはなかなかいないだろう。
また、食事をしながら、昔はドラマ撮影などと並行して忙しく、楽器なしの“口合奏”で練習していたという思い出を語りながら、久しぶりにやってみようと、「Can’t Stop」の口合奏を始めるシュールな光景も。それを見ていたスタジオでは、今度はジョン・ヨンファとイ・ジョンシンが大ヒット曲「ひとりぼっち(I’m a loner)」を口合奏し、盛り上がったのは言うまでもない。
その後、食事を終えたメンバーたちは新曲の練習をするため、練習室へ。練習室の前の廊下にジョン・ヨンファとイ・ジョンシンのギターとベースが20~30本ほど並んでいたのが圧巻だった。ここで、ジョン・ヨンファが作詞、作曲した新曲「Love Cut」が初披露された。歌いながら、ジョン・ヨンファが「ソリチルロ~(叫べ)!」とライブをするかのようにノリノリ。ジョン・ヨンファは、ライブ中に観客がケータイを見ていたとしても、「ソリチルロ~」と言うと反応してくれるぐらい、「ソリチルロ」を言わせたら、韓国でトップ5に入るぐらい上手いと自信たっぷりなのも面白かったが、練習していたら血が騒いできたとスイッチが入り、「I’m Sorry」も披露した。練習風景とはいえ、ライブ中の姿がカッコいいのは相変わらずだ。
続いて、「Love Cut」のMV撮影の模様も公開された。演奏シーンなしで、コンセプトのある演技シーンだけのMVは初めての試みだという。番組冒頭でも、お互いの演技を見るのは気恥ずかしいと言っていたが、からかいながら楽しそうに撮影していた。控室では、朝6時入りだったので、眠くなってきたというジョン・ヨンファがソファに座って寝ようとすると、イ・ジョンシンがその隣にぴったりくっつき、ジャレ合う姿も。食事休憩のときも、ジョン・ヨンファがオーディション同期だったというカン・ミンヒョクの初対面の印象や、意外と人見知りをするタイプだというイ・ジョンシンの練習生時代の思い出話をするなど、終始笑顔にあふれ、温かいほっこりとした空気感が漂っていた。
今回、「全知的おせっかい視点」ではメンバーたちの素顔やチームワークなど、人としての魅力をたっぷり見せた「CNBLUE」。カムバック活動に突入するが、「ユ・ヒヨルのスケッチブック」(KBS第2)の収録に参加したことも報じられており、こちらでは音楽的な話やバンドとしての魅力が楽しめそうだ。
WOW!Korea提供