キム・ヨングァンはイ・ソンギョンから逃げ回っていた?! リアリティを重視した恋愛ドラマの魅力をアピール!
数々のロマンス劇で乙女心をときめかせてきた“ロマンス職人”キム・ヨングァンと、Instagram のフォロワー数 1400 万人超えの人気女優イ・ソンギョンが W 主演を務めるドラマ『愛だと言って』。ディズニープラススターで 2 月 22 日の独占配信開始に先駆け、韓国・ソウルで 21 日に会見が行われ、キム・ヨングァン、イ・ソンギョン、ソンジュン、アン・ヒヨン、キム・イェウォン、そしてイ・グァンヨン監督が登壇。1 時間にわたり、ドラマを PR した。
黄色や水色のカラフルな装いに身を包んだ俳優たちが登場すると、会場は一気に春めいた雰囲気に。 俳優たちの間に漂うほんわかした空気感が、ドラマ自体の温かさをも物語っているようだ。
家族の人生を狂わせた父親の再婚相手に復讐を誓うヒロインと、復讐相手の息子。出会うべきではなかった二人の切ない恋愛模様を描く本作。イ監督は、「私たちは生きている中で、“朝がこなければいいのに”“目覚めたくない”と思う日もあると思います。それでも、朝になれば仕事に行かなければいけないし、その日一日を生きなければいけません。そんな風に今日一日を黙々と生きる人たちに、小さな癒しを与えたいと思いました。
本作に出てくる登場人物も、いろんな悩みや痛みがありながらも、それでも今一日一日を生きている。“あなただけがそうなのではなく、私たちも同じ。だからもう少しだけ頑張ってみましょ う。いつかあなたの人生にも小さな変化が訪れますよ”というメッセージを伝えたかったのです」と制作意図に ついて説明した。
リアリティある話を丁寧に描くことに定評のあるイ監督。本作でも、リアリティあるセリフが散りばめられてい る。記者会見では、俳優たちがそれぞれ自分が演じる役柄の名ゼリフを紹介してから、各キャラクターの魅 力について言及した。
トップバッターは、主人公ドンジン役のキム・ヨングァン。だが、シャイなヨングァンは、「ちょっと待ってください ね……」となかなかセリフを言いだせない。MC から催促されやっとセリフを言い終えた後のほっとした顔がなんともキュート。ドンジンについては、「彼は長い時間、心の痛みを癒せず、心の傷に耐えながら生きる、寂 しい男です。ドンジンの感情を維持するため、撮影の間は日常にある会話を遮断しました。ドンジンを 演じる中で、“心の痛みによっていつからか何も話さなくなったドンジンは、人と話すこともないだろう”と 思い、僕も普段の会話をなくすようにしたんです。そうしたら、ものすごく寂しかった。そうやってドンジンの持つ雰囲気を作っていきました」と語った。
ヒロインのウジュを演じるイ・ソンギョンは、「ウジュは自分の大切なものを守りたいという気持ちが強い人物。大切なものを何度も奪われた傷を抱えて生きています。ドラマは、ウジュが、彼女の大切なものを奪っ た人と対面する場面から始まります。そのため痛快な復讐劇だと考える人もいるかもしれませんが、本作はそれよりも、復讐という遺伝子を持っていない人物が大切なものを守るために復讐を試みる中で、 予想外の感情と状況に出会うという内容だと考えてくださればと思います」と紹介。役だけでなく、ドラマ の内容についても正確に説明するソンギョンに、MC も「脚本を書いた人みたい」と賞賛していた。
ウジュ姉弟を見守る“ウジュの最も近い男友達”ジュン役にはソンジュンが抜擢。「ジュンは友人であるウジュの家族のおかげで家族愛を満たしている人物です。どんなに仲が良くても家族と「他人」は明確な違いがあると思いますが、ジュンはウジュ対し、家族以上の責任を感じていて、守らなければいけない対象だと思っています。責任感の強さはジュンの最も大きな特徴だと思います。演じる際には、ナチュラルさを意識しました。本作は重くて心が痛い場面が多いので、“僕が重い空気を換える役割が出来れば”と思い、真面目なシーンでもあまりに深刻にせず、自然な演技を心掛けました」と話した。
ドンジンの元恋人で、ドンジンの「心の傷」の元凶であるミニョン役を演じるのは、アイドルグループ EXID 出身のアン・ヒヨン(ハニ)。キャラクター紹介を促されると、「ふぅ。」と大きなため息をついたことからも、ミニョン役の “気の重さ”が感じられた。「ミニョンは、多くの部分がベールに包まれている人物です。過去(ドンジンとの)の恋愛に後悔があり、過ぎた日を恋しく思っています。ミニョンは私とは距離が遠いキャラクターで、まさしく挑戦でした。朝、気分よく起きても、ミニョンを演技することを考えると心が重くなりました。撮影中は、ド ンジンの背中からものすごく大きな感情が生まれてきました。そんな背中をしていてくれてありがたかったです」とヨングァンの“背中”に感謝をした。
ウジュの姉ヘソン役には、キム・イェウォンが抜擢。
「ヘソンは真実の愛を求め続けている子です。ウジュとヘソンは、「愛」による同じ傷を負っていますが、ウジュがそれにより愛を信じなくなったとすれば、ヘソンは傷を受けたからこそ「真実の愛はある」と信じたいし、証 明したいと思っている。そこを理解してあげて演じようと思いました」と紹介した。
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