地方に住む人々の生活ぶりをよく取り上げるKBSのドキュメンタリー番組『人間劇場』を見ていたら、済州島(チェジュド)の海女(ヘニョ)がたくさん出てきた。みんな、とても元気が良かった。 屋台骨を支える仕事 私(康熙奉〔カン・ヒボン〕)の母は、1918年に済州島の西帰浦(ソギポ)で生まれたの…
地政学的に見れば、朝鮮半島は常に大国に囲まれている。西に中国、北にロシア、東に日本、そして、その先にアメリカ。これほど多くの大国に囲まれた国というのは、世界でも朝鮮半島しかない。それだけに、小さな国が生き残っていくのは大変だ。 李成桂の反対論 「事大主義」という言葉を知っているだろうか…
天才子役として様々なドラマで大人顔負けの演技を見せてきたヨ・ジングは、成人した後も主役ドラマで大活躍してきた。特に、『王になった男』では難しい二役を演じて、一気にスターとして大人気を博した。 末恐ろしい俳優 大評判になった『王になった男』の主演のあとも、ヨ・ジングは次々にドラマを成功さ…
20年ほど前にソウルへ取材に行ったとき、ロッテホテルのロビーでよく人と待ち合わせをした。そのとき、来る人がほとんど30分くらい遅れてくる。理由はきまって「渋滞がひどくて」。私(康熙奉〔カン・ヒボン〕)は笑って相手を迎えたが、腹の中はイライラしていた。 古典的な言い訳 当時、ソウルの渋滞は名物だった。…
2022年5月6日にソウルで開かれた第58回百想芸術大賞授賞式で、『二十五、二十一』に主演したキム・テリがテレビ部門最優秀演技賞(女優)と人気賞を獲得した。まさに、堂々たる2冠であった。 キム・テリはナ・ヒドに扮した演技が評価されて百想芸術大賞で2冠を獲得した。 (画像提供=tvN) 感激のスピーチ…
韓国tvNで放送されている『私たちのブルース』は後半に入ってきたが、様々な登場人物の人生が交差してきてオムニバス形式のドラマらしい多彩な展開になっている。ネットフリックスでも同時配信されているので、楽しみに見ている人も多いことだろう。 様々な人生ストーリー ドラマ『私たちのブルース』の…
今は取っていないのだが、数年前に、韓国の『朝鮮日報』と『スポーツ朝鮮』を毎日配達してもらったことがあった。韓国でその日に出た朝刊が夕方には日本のわが事務所に届くのである。とても重宝していた。 誤字が多いかも あるとき、韓国の新聞を配達してくれる業者が「サービスで配ります」と言って、さらに韓国の一般紙…
ナム・ジュヒョクは1994年2月22日生まれだ。現在、28歳になっている。まだ兵役に行っていないので、近いうちに入隊せざるをえないだろう。その時期は果たして、いつになるのだろうか。 画像=tvN 今年中の兵役入りが必要 韓国の兵役法によると、どんなに入隊を延期しても30歳までに兵役に入らなければなら…
韓国の地方を旅していると、元気良く食堂を切り盛りしている女性たちによく会う。エネルギッシュで働き者。そんな姿を見ていると、「この国は女性が支えているんだなあ」とつくづく思えてくる。しかし、かつての女性たちは身分的にもつらい境遇だった。 朝鮮王朝の国教は儒教 身内の話から始めたい。 私(康熙奉〔カン・…
日本なら、「夏の甲子園」に地方大会から出場する高校の数は3900校くらいもある。相当数の高校が甲子園をめざしているわけだ。韓国で、高校野球の全国大会をめざす学校はどの程度あるだろうか。韓国の人口は日本の40%弱なので、それを当てはめて1500校くらいかな、と想定してみると、これがとんでもないことにな…