先ほど苗字のお話をしましたが、韓国人はことのほか姓を大切にしますので、苗字にまつわる話をもう少し掘り下げます。韓国にはソウルの南にある南山(ソウルタワーがある所)で石を投げたら「金キムさんか李イさんか朴パクさんに当たる」という言葉があります。多様な苗字がある日本では「そんな馬鹿な」と思うかもしれませ…
第2回/百済の歴史(後編) 3世紀の中頃には中央集権的な国家の基盤をしっかり整備し、4世紀後半には朝鮮半島の南岸にまで領土を広げることに成功した。こうして百済は、高句麗、新羅と覇を競う三国時代の一角を担うようになった。 豪華絢爛たる王朝文化 当時の百済にとって悩みの種は、南下を狙う高句…
第1回/百済の歴史(前編) 古代の朝鮮半島において、激しく覇権を争った高句麗(コグリョ)、新羅(シルラ)、百済(ペクチェ)。この3つの国は歴史上で名高い三国時代を形成したが、韓国の時代劇でよく取り上げられているのは高句麗と新羅の2つである。 忘れられた国 韓国時代劇で高句麗と新羅がよく…
話を本題に戻して、なぜ韓国人は全国民が由緒ある家柄「両班」(ヤンバン)になったのかをお教えします。由緒ある血統を誇る根拠は何百年間記録してきた「族譜」に名前が載っているかいないかに関わりますが、 【1】十六世紀末に豊臣秀吉が朝鮮を侵略したため、貴重な文化財とともに重要な文書類が焼失した。その際大部分…
このように韓国は今なお血筋を大切にし、由緒ある家柄を誇りにしています。 全国民がやれ「うちの先祖様には大臣が何名いた」とか「あの有名な学者は何代上の先祖だ」とか「国を救ったあの将軍はわが家門の出」だとか自分の家系を吹聴します。 「今は社会的経済的に誇れるものはないけれど、お前はどこどこの本貫の某氏の…
陸軍の兵長の階級章 2015年3月31日に兵役入りして第55師団の軍楽隊に配属されたジェジュン。除隊は今年の大晦日で、残りは4カ月となった。階級も9月からはいよいよ兵長になって、最後の軍務に励むことになる。 給料が上がり成長を実感できる 陸軍では21カ月の兵役期間の中で、…
■韓国の養子縁組 日本の時代劇には、養子縁組の話がよく出てきます。 たとえば、ある藩主に子どもがいないので血の繋がりのない同じ藩のそれなりの格式の家から養子を迎え跡継ぎにするために、江戸幕府に根回しする話やその藩の家老の一人息子が故あって有名道場の養子になったりする話です。そしてさらにその家老の跡継…
第26師団の正面入口 陸軍の第26師団というと、韓国軍の中でもエリート師団として知られる。実際、駐屯している楊州(ヤンジュ)は、ソウルを防衛するための重要な拠点である。それだけ第26師団の役割は大きいのだが、この師団に所属する機甲捜索大隊が車両無事故8000日を達成して称賛されている。…
ドラマ『張禧嬪』で主役を演じたキム・ヘス 第26回 悪女として有名な張禧嬪 「朝鮮王朝3大悪女」の1人して有名な張禧嬪(チャン・ヒビン)。粛宗(スクチョン)の統治する時代に生きた彼女が、いったい何を理由に悪女と呼ばれるようになったのだろうか。 張禧嬪という人…
誕生寺の宝物館 第15回/日延(後編) 26歳のときに誕生寺の貫主となった日延。その功績は大きかった。祖師堂を建立したことでも知られており、誕生寺の宝物館に行くと、今でも祖師堂を建立したときに日延が書いた棟札(むねふだ)が残っている。日付は、寛永5年(1628年)8月吉日。その棟札には…