ナム・ジュヒョクは兵役を履行するために3月20日に入隊したが、新兵訓練と専門教育を終えて第32師団軍事警察隊に配属された。この第32師団は韓国中部の世宗(セジョン)市に位置する部隊である。 画像=tvN 『二十五、二十一』は大傑作 今後のナム・ジュヒョクは、軍事警察隊の一員として兵役生活を送ることに…
韓国ドラマを見ていると、引っ越し祝いのパーティーをする場面がよく登場する。果たして、これは当たり前の習慣なのだろうか。日本とはちょっと違う「韓国の引っ越し事情」をのぞいてみよう。 引っ越し祝いの贈り物は? 日本では1年間に500万人くらいが引っ越しをすると言われている。 とはいえ、1人暮らしが多い都…
日本では火葬が原則になっていて、遺骨はお墓におさめられる。一方、韓国ではどのようになっているのだろうか。隣国のお墓の事情を見てみよう。 土葬用に広い土地が必要 韓国は、本来は土葬の国である。 「人間は死ねば、肉体は土に還り、魂は空に飛んで行く」 そういう考え方が根強い。 その結果、世を去った人は火葬…
光海君を追放して、16代王・仁祖(インジョ)となった綾陽君(ヌンヤングン)。彼は王として大きな屈辱を受けることになってしまう。いったいなにがあったのだろうか。 ドラマ『華政』で仁祖を演じたキム・ジェウォン 王としての苦労 王になる前の綾陽君は、クーデターを成功させるほど卓越した戦略性と優れた統率力を…
韓国ドラマを見ていて、細かい行動に違和感を感じることがないだろうか。それは、日本と韓国ではやはり風習が明らかに違うからだ。似ているようで似ていない日本と韓国。どんなところに日本人が違和感を持つかを明らかにしてみよう。 「様」のオンパレード 韓国ドラマを吹き替え版で見ると、実に丁寧な敬語が話されていて…
ドラマ『宮廷女官 チャングムを誓い』の第1回冒頭で、かつての王妃が毒をあおいで死ぬ場面がある。とても印象深いシーンだったが、このときの元王妃が廃妃・尹(ユン)氏である。彼女は、9代王・成宗(ソンジョン)の正室だった。とはいっても、側室から繰り上がったという経緯があった。 姑と嫁の仲は最…
朝鮮半島は昔から「東方礼儀之国」と言われた。日本から見れば韓国は西にあるので「東方ってどこ?」と思うかもしれないが、この「東方」というのは、中国から見た方角なのである。つまり、孔子を生んで儒教の礼節にも細かい中国が、朝鮮半島のことを「礼儀之国」と称賛したのである。そんな韓国では初対面の挨拶が特に重要…
『王女の男』ではキム・ヨンチョルが世祖を演じた 朝鮮王朝6代王・端宗(タンジョン)は、叔父である首陽大君(スヤンデグン/7代王・世祖〔セジョ〕)によって王の座を奪われている。首陽大君は、いったいなぜそのようなことをしたのだろうか。 秘められた野心 1452年、5代王・文宗…
善徳女王は、新羅(シルラ)の学問振興にも並々ならぬ熱意を見せた。640年には、優秀な学生たちを唐に派遣して、唐の有名な学校に入学させてほしいと頼み込んでいる。この時期、唐は多くの優れた儒教学者を都に集めていたので、新羅から派遣された学生たちは、留学先でさぞかし貴重な学問を積んだことだろう。 &nbs…
朝鮮王朝518年の歴史の中で、王朝を揺るがすような大事件がいくつも起きている。今回は、10代王・燕山君(ヨンサングン)が起こした虐殺事件に注目してみよう。燕山君は、なぜそのような事件を起こしたのだろうか。 燕山君にまつわる逸話 燕山君は、9代王・成宗(ソンジョン)の長男として1476年…